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カテゴリ:映画 オ
あらすじ 姉・吟子の一人娘の小春の結婚式に、音信不通だった 厄介者の弟・鉄郎が突然現れ・・・。 感想 山田洋次監督が『十五才 学校IV』以来 10年ぶりに現代劇を撮ったど~ 弟はつらいよ 市川崑監督の『おとうと』に 捧げられた作品という事で、大筋は一緒でしたが 基本的には、兄妹が姉弟に変わっただけの 悲劇版 寅さん ちらし寿司に赤ワインの人がいても良いし この映画が好きな人もいても別に良いけど 個人的には、好みに合わんかったな 出演は、『男はつらいよ 柴又慕情』 の吉永小百合 『母べえ』の笑福亭鶴瓶 『キネマの天地』の笹野高史 蒼井優、加瀬亮、小林稔侍 森本レオ、茅島成美、田中壮太郎、キムラ緑子 ラサール石井、佐藤蛾次郎、池乃めだか、小日向文世 横山あきお、近藤公園、石田ゆり子、加藤治子。 『おとうと』公式サイト ネタバレ感想 マウスでクリックしながら、なぞって下さい。 小春が語り部なら、本来なら題名は 『おじさん』やろ(笑) 「お前らのような正しくて健全な人間に ごんたくれの気持ちは分からん」 出来た姉の厄介者の弟が死ぬ話という大筋に 形だけのオマージュの鍋焼きうどんとリボン 市川崑監督の『おとうと』に捧げる映画である以上 『おとうと』にせざる得ないのは分かるけど(^_^;) 市川崑監督の『おとうと』は好きなんやけど この作品が駄目だった理由としては、市川版の姉は 理想の姉でありながらも、親近感もあったけど この作品の姉は、女優吉永さんのごとく人間離れした 仏様のようなキャラなので、感情移入できんかった。 それから、市川版では継母という悪役がいたけど この作品では弟が、悪役を一手に引き受けた分 弟が死んでも、同情できんかった。 それに、市川版の弟は若かったけど、こっちの弟は ええ年してた分、可哀想に見えんかった(笑) いい人なんだけどって言葉は、よく出て来たけど 回想シーンとかで、姉弟の良い想い出を映像で見せれば 弟に少しは同情できたし、理解しがたい姉の行動も 少しは納得できたと思うのになぁ。 市川版『おとうと』で泣けたポイントは 継母と弟の改心やったけど、この作品では弟は 変わる事なく死ぬし、弟嫌いの道化役のお祖母ちゃんが ボケてから、のけ者同士なので同情するけど 特に感動もせんかった。 生理的に駄目な感じで、結婚式も壊した叔父を 弟を踏みつけにして成長したようで負い目を感じる って吟子の話だけで、小春が許すのも納得いかんし。 鶴瓶と司会する中居君をカメオ出演なんて 山田洋次監督らしくなく、今風やな(笑) 「1杯が命取り」 でも、結局は飲んで暴れるのはミエミエ(^_^;) もっと早く止めろよ! なんで、あんなに泳がせてんねん(笑) 鉄郎が坂田三吉の話をするとこは、完全に 落語家鶴瓶の為の場面やったな。 小春の結婚相手も、最初から悪役すぎて 離婚するのがミエミエ。 この作品の登場人物は、分かりやす過ぎやけど 人間って、もっと表裏があると思うけど(^_^;) 行き倒れの運命の人を、最善の形で葬る 「みどりのいえ」だけを舞台にした映画の方が 自分的には合いそうやってんけどな。 楽天以外の方は コメントにURLをお忘れなく♪ TBは、承認後に反映されます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.01.11 09:24:54
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