アレ、ときどき啓人 そらそうよ おーん

2011/12/31(土)18:16

『必死剣鳥刺し』'10・日

映画 ヒ(31)

あらすじ 失政の元凶である藩主の愛妾を、武士の意地をかけて 刺し殺した兼見三左エ門。寛大な処分の後、再び 藩主に仕えることになり・・・。 解説 『隠し剣 鬼の爪』と同じく 藤沢周平の『隠し剣』シリーズの映画化。 "秘剣"の全てが 明らかになる ラスト15分 時代劇映画の 歴史を変える。 日本アカデミー賞の主演男優賞、助演男優賞 撮影賞、照明賞、録音賞、編集賞だけど 最優秀は一つも獲れなかったように 歴史を変えるような作品じゃなかったけどな でも、個人的には、良かったと思います。 ただ、ラスト15分は普通かな 出演は、『椿三十郎』 の豊川悦司 『犬と私の10の約束』の池脇千鶴 『やじきた道中 てれすこ』の吉川晃司 戸田菜穂、村上淳、関めぐみ、山田キヌヲ、矢島健一 油井昌由樹、つまみ枝豆、俊藤光利、村杉蝉之介 瀧川鯉昇、田中聡元、石山雄大、生津徹、前田健 外波山文明、高橋和也、福田転球、木野花 『愛を乞うひと』の小日向文世 『レディ・ジョーカー』の岸部一徳。 監督は『魔界転生』の平山秀幸。 『必死剣鳥刺し』公式サイト ネタバレ感想 マウスでクリックしながら、なぞって下さい。 関めぐみ、死ぬの早っ!(笑) なんで、そんな事しちゃったんだと最初は思うが 次第に明らかになった事実で、あの側室は 殺されても仕方ないビッチだと分かる(笑) でも、それでも兼見が、あの側室を殺す動機には 足りない気はしたけど、妻を亡くした兼見が 死に場所を探していたと考えると納得できた。 あれが鳥刺しじゃないだろうし、鳥刺し出すまで 兼見は当然死ないが(笑)、側室殺して許されるなんて 裏が無い訳もなく、剣の達人である御別家から 殿を守る為、そして、御別家を殺した罪を兼見に なすりつける為だった。 御別家に対し、小太刀で応戦する兼見の姿は 『たそがれ清兵衛』を思い出した。 やっぱ、室内では、小太刀が有利やねんな。 この2人の対決が、クライマックスだと思った。 それにしても、御別家役の吉川晃司は格好良くて この作品で1番おいしかった役かもしれん。 その後、大勢の者に取り囲まれた兼見は そんな状況に陥っても良い人で、最初は 峰打ちで応対してたが、里尾を迎えに行くと 約束したし、刀を返して生き残ろうとするが 多勢に無勢で斬られまくり、最後は覚悟を決め 必死剣発動モードに入る。 「半ば死んでいる」 兼見の説明は完全にネタバレだし、死んだ振りで 津田を殺すのは、ミエミエ過ぎやな(^_^; 命と引き替えに津田を殺すのは、少しは気が 晴れるから、決着としては悪くはないけど 半ば死んだ状態で、最後の一撃を繰り出すなんて 練習しようが無いし、必死剣の理屈が分からん(笑) まぁ、『隠し剣 鬼の爪』を観てるから、必死剣に 過剰な期待してなかったから、がっかりまでは せんかったけどな(笑) 「今日も、いらっしゃらなかったわね」 赤ん坊を抱き、兼見の迎えを待つ里尾・・・ 百発百中かよ(笑) まさか、これが真の必死剣鳥刺し?(爆) 描写されたのは1回だけやけど、実際は 何発かやってたと考えるのが妥当か?(^_^; 妻の為に死のうと考えてた男が、里尾を受け入れるのが 少し違和感も無くもないが、全然興味なかった女でも コクられたら急に、女だと意識するのが男って奴だし 池脇千鶴レベルの女なら尚更、兼見が狼に変貌しても 何も不思議ではないかもしれんが(笑) 真面目に捉えると、死を覚悟したのに自宅軟禁で済み 生かされた意味を考えた兼見が、自分の事を甲斐甲斐しく 世話をしてくれた里尾を、幸せにする事だと感じて 一緒に生きていこうと決断したって事かな? 兼見が性欲を我慢して(笑)、里尾が地味な男と 結婚してた方が、結果的には幸せになった気もするが 裏切られるとは思ってなかったなんて迂闊すぎるけど 兼見は悪くないし、愛する人と束の間でも愛し合え 里尾に後悔はないだろうし、2人の子供も授かって 彼女は幸せだったんちゃうかな?   このページのトラックバックURL: http://app.blog.eonet.jp/t/trackback/530827/27689485 虎団Jr. 虎ックバック専用機に 承認後に反映されます。 TBは、承認後に反映されます。

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