2015/02/05(木)07:50
『チチを撮りに』’13・日
あらすじ
フリーターの姉・葉月と女子高生の妹・呼春は
母の佐和と3人暮らし。 14年前に女の人を作って
家を出て行ったきりの父の記憶はほとんどない・・。
解説
アジア太平洋映画祭
最優秀助演女優賞
日本映画批評家大賞
新人監督賞
出演は『天然コケッコー』の柳英里紗
『魔女の宅急便』の松原菜野花
『殯の森』の渡辺真起子
「俺のダンディズム」の滝藤賢一
『バベル』の二階堂智
『忍たま乱太郎』の小林海人。
監督・脚本は中野量太
撮影は『ジ、エクストリーム、スキヤキ』の平野晋吾
音楽は『舟を編む』の渡邊崇。
『チチを撮りに』公式サイト
ネタバレ感想
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女を作って別れた元旦那が死にそうだと、義弟から
電話があった母親は、昼キャバで働く姉の葉月と
JKの妹の呼春に、ざまあみろと笑ってやる為に
写真を撮ってくるようにと送り出す。
母親に着せられたスーツと学生服をトイレで普段着に
着替えた姉妹は、母親の精一杯の見栄である見舞いの
フルーツも重いから置いていこうとするが、ロッカーに
入らなかったので、仕方なく持って行く(^-^;
付き合ってる米屋?にズボン脱がされてる最中に
母親は電話で、元旦那が死んだ事を知らされる。
母親は見栄だけやなく、葬式の事も考えて
スーツや学生服を着させて送りだしたんかな?
駅で姉妹を出迎えたのは、まさかの小4の義弟。
叔父夫婦は喪主で忙しいとしても、言葉づかいが
丁寧でシッカリしてるけど、小4に出迎えって(^-^;
貰った大きな果物の盛り合わせを必死で一人で
運ぼうとする弟に、ルールを守る姉妹(笑)の
提案で、二人で交代で運びなからチチの家へ。
しゅっとしてる叔父さんや、目が不自由で顔を
触りたくる祖母等、知らない親戚だらけの場所から
離れてセブンスターで一服する葉月に弟は、父親が
同じ銘柄を吸ってたと教えた後、いきなり何故か
手品を披露(笑)、姉妹は必死に拍手した(^-^;
「おかしいですか?捨てられた娘が葬式に来たら」
お見舞いに来た姉妹に対して、叔父さんの嫁が
いきなり遺産の話をしだしたので、腹が立った姉は
まるで慰謝料を一切貰わなかった母親のように
お金は一切いらないと啖呵をきった。
すぐさま一筆と拇印させる叔父嫁が容赦ない(笑)
母から頼まれた写真を撮ろうとした姉やったけど
本気で悲しむ遺族の姿に、居たたまれなくなり
写真を撮れず、お見送りも行かない事にしたが
叔父に恨んでると勘違いされた事が悔しい妹は
やけになって、饅頭を田んぼに投げ始める。
ちゃんと母親に育ててもらったんなら
食べ物を粗末にするのもアカンやろ(笑)
「早く行かないと、父が焼けちゃう」
突然そんな事言われて、軽トラの人よく理解出来たな(笑)
姉妹が到着すると、今まさに焼かれようとする瞬間
気付いた叔父さんが、取り戻そうとして暴れる(^_^;
「絶妙の火加減で焼いてるから」
美味しそうに焼き上がりそうな言い方すんな(笑)
骨を拾ってる時、妹がハイチーズと記念撮影(笑)
その写真を母親に、面影ないけどと言って見せる(^-^;
父親が泣いて以来、万引きをしなかった姉が
父の遺骨を万引き(笑)、受け取った母親が
あの人の匂いがする(!?)と言った後・・
「魚に食べられちゃえ!」
骨を川に投げ捨て、墓参りしなくて済むと言い放つ(^-^;
旦那は生前にも、妻子を捨てて結婚した妻に逃げられ
因果応報の報いを受けてたが、死後にも罰が待ってた(笑)
「お父さん浮くんだ」
生前マグロが大好きなだけでなく、姉からマグロ乱獲の
一因と言われる程のマグロ好き妹に遺伝子を残した
父の遺骨をマグロがパクリ、多くの仲間の仇を討つ(笑)
川にマグロがおるわけないやん!(笑)
海に墓参りせんといかんようになるしな(^-^;