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2025.05.11
カテゴリ：アニメ
堂島「俺はお前と仲良くやってた訳じゃない。お前の振る舞いは嫌いだったからな」 小鳩「真面目な悪口どうも」 堂島「この３年で忘れられん事には、どうしてだかお前が絡んでる。明日からはまた話もしないだろう。なぁ常悟朗、お前は結局、小市民じゃないんだよ」 小鳩「今更だね。ひどく今更だ」 おれは、犯人が誰なのか、知っている――。そう宣言した瓜野は、連続放火犯を捕まえるため、新聞部員たちとともに夜の町へと繰り出す。小鳩と堂島もまた、放火発生が予想される場所で待ち伏せをしていた。ついに火の手が上がり、現場に駆けつけた小鳩が遭遇した人物とは……。 シャイニング小山内「今夜会っちゃうような気がしてたの」 小鳩「うん、便利なもの持ってたね」 小山内「こんな事もあるかと思って」 こんなこともあろうかと  小鳩「通報は済ませたよ」 小山内「じゃあ逃げるね」 小鳩「一つ聞きたいんだけど、もしかして背伸びたんじゃないのかな？」 小山内「うん、大台に乗ったの」 小鳩「そっか、で、なんでこんな事したの？」 小山内「小鳩くん聞きたい事は一つだって言った」 やっぱ、このコンビええな  瓜野「一連の放火事件やったのはお前だ！」 小山内「フッフフフ」 瓜野「何がおかしい？」 小山内「どうしてそう思うの？瓜野くんが見たのは、私が火事の側にいたところだけ、そうよね？」 瓜野「ならその恰好はどう説明する？うちの制服じゃないだろ」 小山内「じゃあ私にも聞かせて。どうして瓜野くんは私がファイヤーマンだなんて怖いこと考えたの？」 瓜野「５月に放火があった日も現場にいただろ。あれは電車の音だ。５月の現場は高架下の線路の側だった」 小山内「あの日はね、博多駅にいたの。きっと新幹線がうるさかったのね」 瓜野「まだふざけるつもりか！まぁ良い。お前が線路の近くにいたからって、犯行現場とは決めつけられない」 小山内「(にっこり）」 瓜野「本当におかしいと思ったのは、お前が５月の事件は金曜日に起きたって言った時だ。土曜に日が変わった時も、便宜的に金曜と言ってたんだ。本当は土曜の０時過ぎだったのに。お前の誤解の理由は一つ。お前はいつもスマホの時計を見てる。だがあの夜は充電が切れて使えなかった」 小山内「もっと続けて瓜野くん。ほんのちょっとだけ楽しくなってきたから」 瓜野「だからお前は放火現場から近い公園の時計を見た。あの時計は壊れてる」 小山内「凄いのね瓜野くん。そんな事に気付いちゃうなんて。でもそれだけじゃないんでしょ？」 瓜野「俺は証拠（レシート）を持っている」 小山内「言いたい事は後でまとめてお話する。だから続けて」 瓜野「もしかしたら俺から情報を得る為に近付いてきたんじゃないかとさえ思った」 小山内「声をかけてきたのは瓜野くんの方じゃない。あの雨でしょ。だから本屋でアルバイトしてるお友達に頼んだの。このハンマーは去年の１０月に船高園芸部から盗まれたものではありません」 瓜野「その情報は、犯人と俺しか知らない筈！」 小山内「どうしてそう思うの？瓜野くんは調べた事をファイルにして、部員に配ったでしょ。どうして他の人の理解力を、そんなに軽んじるの？瓜野くんさっきから、ちょっと脇が甘すぎる。瓜野くん自分でメモしてたよ。盗まれたのは金槌だって。それをハンマーと言い換えたのはどうして？英語の方が格好良いから？ファイヤーマンもそうだもんね」 口先ではファイヤーマンは良いって言ってたけど、内心バカにしててんな  瓜野「犯人じゃないって言うなら、お前ここに何しに来たんだ？」 小山内「瓜野くんもう少し考えてみて。私は５月の現場にいた、それは当たってる。見た通り８月の現場にもいた。そういう人はどんな人？」 小山内クイズ！ 瓜野「それは俺だ。新聞部だ」 そんです、私が新聞部です。 だっふんだ！ 瓜野「お前も放火犯を追っていた」 小山内「よく頑張ったね瓜野くん。良い答えよ。今夜が最後だから教えてあげる。私、瓜野くんのこと陰ながらお手伝いしてきた。棚から牡丹餅みたいに思えた？言うつもりはなかったの。本当よ。だって瓜野くんのプライドを傷つけてしまうもの」 小山内「お手伝いしながらずっと思ってた。この子は聡明さが足りないなって、それと狡猾さも。行動力は及第点。現場を見ておく姿勢は大事よ。効率はもう少し頑張りましょう。１０ヶ月もかけたのに１００万人の容疑者を絞りこむ事は出来なかった。挙句自信たっぷりに、私を犯人だなんて言うんだもの。ビックリしちゃった」 彼氏じゃなくなった男のプライドは、ボロボロにしても平気なんやな 彼女を犯人と疑うような奴は、報いを受けるべきって事か  小山内「でもね、凄いと思った事もあるの。瓜野くん自分の手でファイヤーマンを捕まえる為なら、被害が出ても良いと思ってたでしょ？その無神経な身勝手さは、秘密を暴く人に相応しいと思う。だけど私失望したとは言わないの。そんな事だろうと思っていたのよ」 ハンマーでぶっ殺されても、おかしないこと言ってへん？ 瓜野のメンタルなら、逆上する気力も残ってへんと推理したんか、ハンマー持って逃げる小山内さんに追いつけない程度の体力の奴に負ける気はせんと思ってたんか？ 小山内「もういいよ」 小鳩「待ちくたびれたよ」 いざとなったら小鳩くんが助けてくれるから、好き勝手言ったんやね n-buna「僕も昔は自分のことを火星人だと思っていました。火星みたいな、どこか特別な場所にいて、特別な何かを持っているんじゃないかと本気で思っていました。 勿論、今は違います。火星にいたのは他人の方で、自分だけが地球にいる。」 瓜野が火星人って事か。         お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
Last updated
2025.05.13 12:06:39
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