『33』の扉 

2010/05/26(水)02:53

それぞれの生きる姿勢

4★心と体(53)

夢の先生、坂内慶子さんがクラスで言った言葉が強く印象に残っています。 人の姿勢は、その人の生きる姿勢を表す。 私はかつて役者でしたが、確かに、人を観察する時、役作りをする時、必ず姿勢から 役を眺めていたように思います。 自信家は顎を上げて胸を張って、自信のない人は伏目がちに背中をかがめる。 外交的で行動的な人は、腰から颯爽と歩き、内向的な人は胸をかばうように肩をすぼめる。 実業家や権力者はお腹を前にせり出し、力自慢は大きく見せる為に脇を常に開けている。 感受性が鋭く傷つきやすい青年は、お腹がペタンコに引っ込んで首が前に出ている。 色気を売る女性は、身体を柔らかくねじり、リーダーは、ハラに力がしっかりこもっている。 貴公子と呼ばれる人は、姿勢が優雅で、特に首から眉間にかけての筋がスッとのびている・・・。 なぁんて、言うように。 だから人を観察し、自分の姿は人に観察してもらう、もしくは、相手を鏡にして映し出す、 ということが大切なのですね。 昨日の日記に書いたエニアグラムとは、自分を鏡に映す為のツールのひとつ。 それって何?と疑問に思われた方のために、簡単に解説しておきます。 エニアグラムとは、19世紀初頭にグルジェフというマスターによって顕されたもので、 私たちの人格構造、習慣的振る舞い、物事に対処する時のそれぞれの動機などを、 9つの基本タイプに分けて、自己理解、人間理解を深め、自己の本質を探る為のツール。 9つのタイプの傾向は、おおまかに以下。 タイプ1.批評家:完全主義者、職人気質、鑑識力、自制的、神経質、融通が利かない タイプ2.援助者:愛情深い、人助け、心配り、八方美人、おせっかい、人を操作したがる タイプ3.遂行者:上昇志向、成功を追い求める、計画実行、効率主義、人を駒のように扱う タイプ4.芸術家:感性豊か、洗練、感動重視、平凡を嫌う、悲しみ、嫉妬心、自意識過剰 タイプ5.観察者:博識、分析家、洞察力、合理主義、内向的、人嫌い、皮肉屋 タイプ6.忠実家:安全第一、慎重、忠実、誠実、石橋を叩いて壊す、新しい物事への拒絶 タイプ7.情熱家:楽天家、好奇心旺盛、陽気、自由人、自分好き、飽きっぽい、問題回避 タイプ8.挑戦者:唯我独尊、正義感、強さの誇示、自信家、他人に指示されるのを嫌う タイプ9.調停者:平和主義、調和を愛する、葛藤を嫌う、頑固、逃避、怠惰 自分の囚われを素直に見て認めるのは難しく、自分のタイプを誤解する場合も多々あるので、 自分の反応や言動を、人間関係の中で、よくよく観察することが大切になります。 (ネットなどでできるテストだけで判断しようとすると、かえって混乱すると思います) そして、その人の成長によって、どの面がクローズアップされるかが変化するようです。 自分の根本タイプを読み解くには、20歳以前の自分の性質、言動、などを思い返してみる、 大勢の人の中での自分独自の反応や言動を、じっくり観察するのも有効です。 実はここ数日・・・自分のタイプを観察する良い機会に恵まれました。 それは、大好きな友人たちから、メールが送られてきたことから始まります。 本田健の無料セミナーの参加権を得るために「10名からの署名を集めよ」というミッションが、 各、参加希望者に与えられたらしく、私のところにも、本田健を支持する友人たちが、 署名を求めるメールを一斉に送ってきました。 びっくりしました。 これ、チェーンメールか なんだか、肌を通して、抵抗の感触がやってきました。 こういう思いがけないメールが投げかけられた、私独自の反応は、 まず、良く知らないけど、本田健の思惑はなんだという疑問と怒り。 そして、友情や応援に、なぜ証明が要る ハートの中には沢山の友情で溢れているのに という憤り・・・でした。 (手術や緊急の援助の直訴の署名などなら話は別ですが) 素直に、「私は○○さんが成功するのを応援しています」と署名すればばいいじゃん。 と思う方も多いはず。 簡単な頼みだし、別に損するわけじゃないし、応援している、相手を力づけている、 という心地よい、軽い陶酔も味わえるかもしれない。 でもですよ!私は、本田健の陳腐な思惑(宣伝)に、やすやす乗ってたまるか と言う抵抗を示しました。 この一連の自分の反応を観察して、多分私は、 疑問を持たずに「人と同じに反応する」というのが嫌いなんだ。 自分の「肌感覚を重視」するんだ。 と、いうことが、今回の件で良ーーーくわかりました。 このことが、良い悪いじゃなく。 勉強になったなーーー。ひとつ、自分を知ったなーーー。 ま、へそ曲がりですけどね、それが何か

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