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ルナリバティ~Luna Liberty~ 日々、愛しむ。

さよなら、るぅちん


るぅちんが逝きました。

4月9日午後10時25分でした。

朝から、私が離れると喉の奥を鳴らすような声を出して
「ひゅ~ん、ひゅ~ん」
と私を呼ぶ。

身体の向きを変えたり、少しだけポカリを飲ませたりするけど
一回、激しく嘔吐した。
下痢もだんだん量が減ってきたけど、回数が増える。

夕方、彼が来てくれ、私もちょっと安心。
不安だった気持ちも少し安定する。

夜るぅちんの呼吸が荒くなる。
胸の動きが大きい。
苦しいんだろうか?
ただ、一生懸命胸を撫でるしか出来ない。

「ひゅ~ん、ひゅ~ん」

るぅちんが呼ぶ。
一緒に横にゴロンって寝て、頭や身体を撫でる。
そうすると泣き声はおさまる。

るぅちん逝く前

10時ごろだっただろうか。
子供がまだ彼と遊んでお風呂に入らないので
叱ってお風呂に入らせた。

彼の横にいたら、るぅちんが
「ひゅ~~~ん、ひゅ~~~ん」
といつもより大きめの声で鳴いた。

「どうしたん?お母さん、ここにいてるよ。」
とるぅちんの横に座ったら、ウンチをほんの少ししていた。
始末をしていたら、るぅちんが声にならない声で
「ひゃん、ひゃん」
と2回吠えた。

彼に「わんわん、って言うたつもりやねんで。めずらしい~、久々にるぅちんのわんわん聞いたわ。」
と言っていたら、彼もるぅちんの横に来て座ってくれた。

そうしたら、るぅちんが起き上がろうとする。
「うん?どうした?起きるんか?」
と身体を抱えたら
「げっ!げっ!」
と吐こうとする。
でも、出ないし、るぅちんは私が身体を支えていても
全然力がない。
ダラ~~ンとしてしまう。

吐き気が一通りおさまったら、崩れるように寝転がる。
「しんどいなぁ、頑張れ」
と二人で身体をさすっていたら
るぅちんが失禁した。

バシャ!という感じで結構出たので、また片付けをしていたら
彼が「あ・・・あかんな・・・」
とつぶやいた。

「え?」

彼がるぅちんの頬を叩く。
「目が反応しなくなった。」
と言うので見たら、目の下の方から膜のようなものが
スクリーンのように上がってくる。

舌が口の横から、ダランと出てくる。

慌ててるぅちんの顔を腕で抱える。
腕に息があたる。
「嫌だ!嫌だ!るぅちん、嫌だよ!」
と胸を必死にさする。

るぅちんの顔がみるみる変わっていく。
目が奥へ落ちていく。

腕に当たっていた息の感触がなくなった。
「るぅちん!!」
彼が、るぅちんの頬をきつく叩く。
私が胸を叩く。

ビクッ!!
として息をふぅ~~~!と吐く。
よかった!
と思ったら、またすぐに呼吸が止まる。

それを3回くらい繰り返した。
るぅちんの胸に耳を当てていたんだけど、最期は何も聞こえなくなった。
抱いていた腕にも呼吸の感触がなくなった。

るぅちんは、私の腕の中で逝った。
もう、どんなに呼んでも反応してくれなかった。

お風呂から上がってきた子供達は、私がるぅちんを抱いて泣いているのを見て
「どうしたん?」
と聞く。

彼が「天国に行ったんだよ」と答えてくれる。
「いつ?」
「本当に今さっき。」

二人とも大泣きになった。
親子三人でしばらく思いっきり泣いた。

覚悟はしていた。
だけど、るぅちんはもう私を見ない。
もうあったかくない。

今も「ひゅ~ん」って呼ぶんじゃないかと、まだ諦められない気持ちでいる。

「るぅちんは、幸せだったかなぁ」
と言った私に
「幸せだったさ、るなの腕の中で、大往生や。」
と彼が言った。

彼はるぅちんの頭を撫でながら
「ええ子やったな、よく頑張ったな。」
と言ってくれた。


るぅちんは、確かに寝たきりになっても私にそんなに世話をかけることもなく
こんなに早く逝ってしまった。

私が一人の時に逝ったら、私がどうにかなりそうだと心配してくれたのか
彼が来るときまで待ってくれた。

最期は私を呼んでくれた。
「ひゃん、ひゃん」
と鳴いてくれた。

るぅちん。

幸せでしたか?

お母さんのところで、よかったですか?

いっぱいいっぱい思い出す。

るぅちん。るぅちん。

ありがとう。

一緒に桜を見たいと願ったお母さんの願いを叶えてくれた。

ありがとう。

ライン7

お昼から、母親が大きなダンボール箱を持って来てくれ
妹達もお別れに来てくれる。

すぐ下の妹が、るぅちんと同じときに生まれた兄弟(オス)を飼っているので、一緒に連れて来た。

昨日は一日そわそわして、しょんぼりして元気がなく、キュ~ンキュ~ンと鳴いていたらしい。
妹夫婦は「もしかして、お別れの時なんかなぁ」と言っていたら私から電話だったので、やっぱり・・と思ったと言う。

レオは必死に匂いをかいでいたけど、るぅちんが食べられなかったジャーキーに夢中になっていた。
本当に昨日、元気がなかったのか?
と皆で笑った。

るぅちんを箱に皆で移し、妹が持って来てくれたお花をいっぱい入れてあげる。

また涙でるぅちんが見えない。

お花とるぅちん

そして、彼の車にるぅちんを乗せてもらい斎場に行く。

「お骨はいりますか?」
と聞かれ
「もちろんです。」
と答えたが、全部はもらえないらしい。

最後のお別れの時が来た。

下の子供がわんわん泣いた。
なかなか離れなかった。

私はるぅちんの最後の顔を忘れないようにと、頭を撫でる。
「・・・ありがとうね。」
涙でるぅちんの顔がぼやけて見えなくなる。

彼と母親に促されるように帰るけれど
後ろ髪引かれる思いだった。


・・・だけど、まだあの子は私の横にいる。
今日、歩いていたらずっと横を尻尾を振りながら付いてきている感触がする。


お花とるぅちん2

10年間、お母さんのるぅちんでいてくれて、ありがとう・・・・






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