ルナリバティ～Luna Liberty～　日々、愛しむ。

夏休み最後の土曜日。


友人親子と生駒山上遊園地に行ってきた。

ナイター営業で８時までやっているものの
友人の息子、ケン坊がバスケ部で頑張っていて
帰宅が５時というので、到着したのは６時前だった。

うちのコザルズはケン坊をいたく気に入っている。
野生児コザルズの上をいくイキオイのケン坊に
何かとてつもない魅力を感じるのか（笑）
（２号においては初恋らしいものを感じるが）


到着して車から降りたケン坊を見た母、愕然。
「アンタ、なんで遊園地来るのにスリッパやねん」
ケン坊は靴下を履いて、スリッパのようなビーサンを履いていたのだ
そういう母はやる気マンマンのスニーカー。

この親子は漫才やってんのか？



さて、まず腹ごしらえだけサッサとさせておこう
ということでレストランへ。

中にはバイトと見られる高校生らしき若い兄ちゃん。
食券を買って、カウンターで渡すときケン坊が兄ちゃんをジッと見て言った。


「お兄さん、イケメンですねっ！」

ブッこけそうになった（笑）
・・・おい、中１のガキンチョが何を・・・

兄ちゃんは面食らっていたが
ちょっと照れくさそうに
「あ、ありがと・・・」
と言っていた。

うちのコザルズは「どこがイケメンやねん！」とツッコミを入れていたが・・・。
男の子と女の子のイケメンの定義の違いを見た気がした（笑）


食べ終わって食器返却口に持っていくときも
またまたその兄ちゃんに向かって

「イケメンですよっ♪」

・・・よほどケン坊、兄ちゃんを気に入ったらしい。



そしてケン坊はフリーパス券を、
コザルズはお得なチケットを購入、
そしてケン坊＋コザルズを放つ

アッと言う間に走っていって姿が消えてしまったので
親はビールとチューハイ、ポテチをアテに
夜景を眺めつつ、ラブラブカップルの溢れるベンチのひとつを占領し
夜風に震えながらウダウダとおっさんのように過ごす



そして８時はアッという間に訪れ、８時３分前に放ったケン坊＋コザルズが帰って来た。

コザルズのチケットが２枚残っていたので
「もったいないから使って来い！」
と言うと、フリーパス券は１０分前になったら使えないから
お金をくれ！！と交渉するケン坊。

母から３００円を貰い、ダッシュで走っていく３匹。


「間に合うかなぁ」
と言っていたら

「アイツはな、もし間に合わんかったらあの３００円でジュースかなんか絶対買ってきそうやわ」


そしてコザルズが「間に合わんかった～」と帰って来た。
やっぱアカンかったか。

と顔を上げると向こうからニヤニヤしながらケン坊が
母の予言通りにアイスクリームを食べながら帰って来た。


さ、さすがだ、母よ。（笑）


帰りは面白かったなぁ～～と賑やかだったが
その中の話でまたまたケン坊の大物ぶりを知った。


閉園１０分前になるとフリーパス券が使えない。
ある乗り物に乗ろうとしたらもう時間を過ぎていることに気付いたケン坊。

普通はおとなしく諦めるが、ケン坊は係員に交渉（笑）
「もう、アカン？」

優しい係員さん、「いいよ」と見逃してくれる。
するとケン坊、うちのコザルズはチケットだから関係ないのに

「ンじゃ、この子らのもいいやんなぁ？」

とタダ乗りを笑顔で交渉・・・。

優しい係員さんは
「え・・・、あ、あぁ・・・」
と戸惑いながら乗せてくれたそうだ。

「いやー、あの人ええ人やったなぁ！！」



ケン坊。
やっぱキミはスゴイぞ。


誰の血を引いているとは言わないが
さすがだ。

いいから、そのまま大きくなってくれ（笑）



by　ケン坊を見守る会会長（笑）