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テーマ:心のままに独り言(8468)
カテゴリ:両親&妹
実家の法事に行って来た。
亡きおじいちゃんの十三回忌。 もうそんなに月日が経ったのかとちょっと驚く。 今でも実家に帰ると、いつもの部屋のいつもの場所におじいちゃんが座って新聞を読んでいて 「おぉ、るなさん。帰って来たか」 と言ってくれるような気がまだする。 今回の法事は、姉妹では私だけが帰った。 平日平気で出歩けるのは、私だけってのもあるだろうが 長女としてこれから法事というものを催す時があるだろうことも 父が考慮して見せておこうというのもあったと思う。 いつも寝るくらいの時間に叩き起こされ 皆が帰った午後5時半くらいまでの間の 両親を見ていて、 「こりゃ、大変だ」 と本当に思った。 色々なしきたり、マナーもモチロンだが かかるお金も初めて知って、ビビッた。 田舎で呼ぶ人が多いほど、色々なことがあるのだと痛感。 田舎の「跡取り」というのは、精神的・経済的にも本当に大変なのだと思い知った気がする。 これは、本当にやったものにしか分からないだろうな~。 で、うちは三姉妹で私と三女が出戻りなのだが(笑) 私の顔を見るたび 「で、いつ帰って来て跡取りするん?」 「おじいさんが帰って来て欲しいと言うとるで」 等々、おじさん達から言われたのだが 今の状態では帰ったところで、私の姓は旧姓に戻っていないし 私の子供は女の子が2人で、同じことの繰り返しになるだけだと思うわけで。 これからの跡取りというものの意識というか 形式そのものを変えてしまわないと無理だと感じている。 跡取りというと堅苦しく、重々しいが 私は長女として年老いていく両親は守っていきたいと思うし 両親を守る中のひとつとして、 両親が引き継いできたものも守らないといけないと思っている。 が、まったく同じ形ではもう限界だと思っているので 変える必要はあると思うし 形そのまま引き継ぐというよりは、子・孫への代へ伝えることのほうが大事だろうと思う。 まぁ、どちらにせよ「守る」「受け継ぐ」というのは 気持ちだけでは形を成さない部分が多そうだ。 とにかく、経済的なものがないと守れないものが多すぎるのが 田舎の家なのだと痛感した。 両親が払っている、年間の固定資産税だけで ゲゲッと思ったのが、今の私なのだ。 法事に行って、色々あったが いい勉強をさせてもらったと思う。 なんにせよ、型にはめようとしてモメるなら 皆が今ここに生きていることがご先祖様からの命の引継ぎで 亡くなったおじいちゃんの人生を思い返し おじいちゃんに思いをはせながら 感謝しつつ生きていることを見せてあげるのが おじいちゃんもきっと目を細めて喜んでくれるだろうと思う。 あぁ、おじいちゃんと もっともっと 話をしておきたかったなぁ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.01.27 18:38:00
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