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2005年11月05日
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カテゴリ:観劇・コンサート
3日前のことになりますが、ハイドンの演奏会へ行ってきました。

【プログラム】
ハイドン:交響曲第6番 ニ長調「朝」
ハイドン:ピアノ協奏曲 ニ長調
ハイドン:交響曲第45番 嬰へ短調「告別」


今回は30人程度の小規模なオーケストラで、
指揮者を設けず、みんなが息を合わせて演奏しているのが新鮮でした。

協奏曲ではピアノの華麗な響きがすばらしかったです。

自由席の時には、いつもはピアノの指が見える位置に座るのですが
今回、どこに座ろうかと会場を見渡したとき...
会社の役員の姿が目に飛び込んできました。。
(奥様と思われる方と一緒にいらっしゃいました。。)

私のほうからはわかっても、私のことは知らないと思いますので、
こそっと会場へ向かって右手のほうへ移動して座りました。。

指の動きは見えませんでしたが、ピアニストの表情を見て楽しみました。


交響曲「告別」・・・
この曲は私は初めて知ったのですが、舞台から次々と奏者が去っていき、
最後はバイオリンふたりだけが残って、静かに曲が終わるので有名だそうです。

プログラムにハイドンがこの曲を書いた時の状況の記述があったのですが・・・

 侯爵はリゾートでの滞在中、おかかえの楽団もひきつれていきますが、
 楽団員の家族が一緒へ行くことは認められていません。
 しかし侯爵はそのリゾートが気に入り、年々滞在期間が長くなります。
 とうとう滞在期間が8ヶ月にもなった時、楽団員はハイドンに泣きつきました。


そこで作曲されたのがこの曲。

 短調の早い調子で曲が始まってしばらくすると、ゆっくりした長調にかわり、
 楽団員は数人ずつ譜面台の蝋燭の明かりを消して退場します。
 最後は薄暗い中、バイオリンの消え入るような演奏で終わります。
 侯爵はこの曲に込められた思いを察して、楽団員を故郷へ帰らせたそうです...



この日の演奏会では蝋燭は使われませんでしたが、
楽団員が退場していくたびに、段階的に照明が暗くなりました。

2人、3人と去っていくごとに、侯爵の感じただろう気持ちを思って
なんだかおかしくなってしまうのでした。

最後に二人の演奏が終わった後、会場がまっくらになって、
ひと息した後、照明がつきました。
退場していった奏者たちも舞台に戻り、盛大な拍手の中幕を閉じました。。


こんなエピソードがある曲なので「トリビア」にもとりあげられてるかな?
サティ作曲の「ヴェクサシオン」をトリビアでやっているのを見たことあるし。。





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最終更新日  2005年11月05日 18時31分54秒
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趣向   noriko8448 さん
この日の演奏会では蝋燭は使われませんでしたが、
楽団員が退場していくたびに、段階的に照明が暗くなりました。

2人、3人と去っていくごとに、侯爵の感じただろう気持ちを思って
なんだかおかしくなってしまうのでした。
↑↑
こんばんは。
ハイドンの告別。。。そんなエピソードがあったとは知りませんでした。。。音楽が生まれた背景を知るのも、また楽しみですね。
芸術家は、繊細で怜悧な神経なので、一般人の私にはとても、謎めいてます。

最期の、暗闇。。拍手。頭に、うかびあがってきますね。
本当に、音楽がお好きな方の楽しいコメントでした。

(2005年11月05日 19時47分45秒)

参考までに。。   noriko8448 さん
http://www.hdm-olc.com/olc/concert/9th/iim09.html

↑↑
詳しい興味深い記事。眼を通してみてくださいね。
うーん。
音楽の裏話。面白いですね。
(2005年11月05日 20時52分27秒)

norikoさん    エリック サティ さん
私はプログラムを読んでから演奏を聴いたので、
これから起こる舞台の上のことも予想できてしまったのですが、
何にも知らずにいたら驚いたと思います。残念!

でも、この面白さはCDではわかりませんよね。
DVDやテレビで見るよりも、劇場で見られてよかったです☆

作曲家の頭の中はいったいどうなっているのか、わからないですね。
従前の音楽を引き継ぎながらいつも新しい表現を求めて・・・
現代の芸術家は大変だと思います。。 (2005年11月05日 21時02分27秒)

Re:舞台からオケの奏者がどんどん去っていく。。(11/05)   iqcot さん
そんなエピソードのある曲だったんですか。

演出もすばらしいですが、その曲にこめられた思いを察することができた侯爵は、やはり音楽をちゃんと解する人だったんですね。

是非コンサートで聞いてみたくなりました。
(2005年11月06日 21時45分54秒)

norikoさん    エリック サティ さん
norikoさんご紹介のHP見てみました。
古い時代のことは伝記に書かれることもいろいろなんですね。
勉強になりました! (2005年11月07日 20時36分45秒)

iqcotさん    エリック サティ さん
そう、思いを察した侯爵もすごいですよね。
わたしだったら・・・みんなの気持ちを察することができるのか自信がありません??

視覚的なインパクトが強くて、あまり曲に集中できなかった気もしますが、
こんなクラシックもたまにはいいですよね。

だんだん人が去って暗くなる中で演奏されるのが、
「短調」ではなく「長調」だといういうのが、さみしさをいっそうひきたててたのは覚えてます。。 (2005年11月07日 20時36分59秒)


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