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下北駅に到着した私たちはレンタカーを借りて恐山に向かいました。
恐山は日本三大霊場のひとつです。 山道を進む途中、車が何台か停車していたので私たちも降りてみると、 水が出ているところがありました。 すごく冷たかったです! 境内に入る前に、三途の川とそこにかかる橋があります。 車を降りると硫黄のにおいが立ち込めていました。 この橋は罪人には針の山に見えて渡ることができないそうです。 水はとっても澄んでいます。 総門をくぐって、中へ入ります。 写真に映っているのは山門。 夏の大祭や秋詣りには「イタコ小屋」が出るそうです。 その他の日はイタコが必ず来ているとは限らないようですが、私が訪れた日は、口寄せをしているイタコがいるようでした。 (少しひかれましたが、私はやらずに素通り) 参拝順路はいろいろありますが、最短順路で約40分。歩くのがキライな彼はさくさくと最短で進んでいきました^^; 地獄の名前をつけられた、荒涼とした岩場を歩いていきます。石がつみあがっていたり、風車が回っている様子がなんとももの悲しい雰囲気です。 私はブログ用に写真をパシャパシャ撮っていたのですが、 彼は何か写り込まないかドキドキしていたようです。 でも、この日の天気はとってもよかったので、 不気味さは和らいでいるような気がしました。 この地獄を抜けると極楽浜と呼ばれるところへ出ます。 この景色はすばらしくよかったです。 水は透き通って、水底からはところどころポコポコと気泡が出ていました。 温泉なのかな?と手を入れてみると、そんなことはなく冷たかったです。 少し高い位置からこの湖を眺めると、これまたなんともいえない景色でした。 死後、こういうところへこれるなら、死を必要非常に恐れることはないな・・・。 死後、こういうところで私の友だちも過ごしているなら、 これ以上、涙を流さなくてもいいよね・・・。 心の中で祈って、極楽浜をあとにしました。 境内に温泉があるそうで、私ものぞいてきました。 他にも人がいればよかったのですが、誰もいなくて、ここが一番怖かったです^^; 裸足になって足だけチャポッと入れてきました。 私には熱くてとても入れなそうだったので、すぐに足を拭いて退散。 恐山を後にして、次は本州最北東端の尻屋崎をめざしました。 ↓クリックお願いします! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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こんばんは。
恐山、話には聞いたことがありますが。。 たしかに怖い雰囲気ですね。 写真に撮るのが勇気いるというの、わかります。私なら、怖くてクリックできないかもしれません。 お友だち、がきれいな場所で現世の苦しみから解放され静かに眠られていられるようお祈りします。 葵さんが、祈る思い、きっと、伝わっていますよ。 ふっと思い出して冥福を祈る貴女の優しさ、ジーンとします。 尻屋崎のりぽ。楽しみにしています。 (2006年09月07日 23時28分54秒)
って本当にあるんですね!初めて見ました~
硫黄のにおいが苦手なあっしにはつらいところかもしれません。。腐った卵のにおいがするので。。。 極楽浜もすばらしいですねえ。あっしも友のことを思いました。ここにいるならいいなあ~ (2006年09月08日 00時14分27秒)
恐山はどことなく怖い雰囲気だったので、
昼間の早い時間に訪れました。 これで天気が悪かったり、あたりが暗かったら、ますます怖さがますでしょうね^^; お友だちのために祈ってくださって、ありがとうございます。 帰省すると必ずお墓参りをしますし、頻繁に思い出す友だちです。 極楽浜の景色は、残された人の心も救ってくださるようでした。 尻屋崎リポはまた明るく行きます~。 (2006年09月11日 21時30分11秒)
硫黄の匂いがただよう不思議な雰囲気の場所に、
伝承の三途の川の名前をつけたのでしょうね~。 私はしばらくすると硫黄のにおいに鼻が慣れたのですが、 彼はいつまで経っても匂いに慣れず、それもあって早く立ち去りたいようでした^^; ねっぴ~さんにも思い出されるお友だちがいらっしゃるのですね。 それぞれの大切な人が極楽の地で安らかに過ごしていることをお祈りします。 (2006年09月11日 21時30分52秒) |