カテゴリ:インタビュー
先日載せたNetvigatorインタビューの後半です。日本語に訳すと、インタビュアーの質問がちょっと意地悪…。実際のインタビューの雰囲気はどうだったんだろうか。ぴりぴりしていたのか?それともステがぽやぽやといつもどおり軽くかわしたのだろうか?
“Dry這隊Band”(バンド“Dry”について) あなたはバンドもやり演技もやり広告の撮影もしていますね。新人に対して言われることですが、どれか一つに集中した方が良いのではないでしょうか。 Dryのアルバムは確かにかなり遅れてやっと世に出たよ。僕は僕で忙しいし、雷徳頌(注:マーク・ルイ)はプロデュースの仕事で忙しくしている。でもアルバムの遅れは僕らに関係ないんだよ。マーケティング上、いろいろと宣伝の都合があるからなんだ。 でも香港のバンド史上、長く続いたグループは一つもないですね。Dryについてもそれは避けられないことですか? 僕はDryが好きだよ。でもDryが永遠に続くと言うことはできない。ただし言えるのは、Dryがいつか解散するとしても、それは二人が別々に売れたいからではないだろうということ。いつか僕とマークが不仲になるかもしれないし、音楽の路線が変わって一緒にやれなくなるかもしれない。でも要するに、個別に売れたいからではないよ。 しかし、バンドをするのは共同作業だと言われますが、会うのが少ないのにどうやってバンドをやっているのですか? Dryが顔を合わせる時間は率直に言って、少ないよ。でもやる時はすぐに楽しくなって、仕事としてのプレッシャーはなくなるんだ。 実は、僕たちは今まで一曲も一緒に作曲したことはない。もともと、僕は僕で作曲し、彼は彼で作曲し、会うのは録音のときなんだ。でもバンドの相性を一つに表すことはできないよ、ただ僕たちのやり方が他とは違うだけ。インスピレーションは日々変わるものだし、経験を積むことも必要だ。そして、それは僕とマークとの経験に限らず、僕と他の人との経験だっていいわけなんだし…。 外国のバンドは根本的な方向性が顕著だと言われます。創作活動を個別にすると、統一したスタイルが失われるのではないですか?Dryは今後どのようなことを目指しますか? Dryは僕たちを個人として宣伝するためのバンドではないんだよ。もしそういうバンドだとしたら、自分を売り出すバンドのもっといいやり方があるはずだよ。ただ、バンドをするのは僕らの小さい時からずっとやりたいことだった。今は機会があって、会社も僕らがこうするのを後押ししてくれてるから、やらないわけがないでしょう? Dryはもっともベーシックなロックをやっているけど、自分をひとつの空間に閉じ込めて制限したくはない。Dryのメンバーとして、多くの人に愛されれるほど嬉しいけど、レコードが売れることが目標ではない。僕がDryに望むことは、楽しい気分になること。他の人もちゃんと分かってくれてるけど、僕らは市場のために曲を作っているのではないんだ。もっとも、だからといって僕らが商業的でないというわけじゃない。逆にとても商業的だよ。でもそれは僕らが好きなようにやっているのであって、市場のためではないんだ。 僕は一人で歌手をやりたいと思ったことはない。バンドをやったのも、目立ちたいからではないしね。だってバンドはいつだってヒットしにくいものだからね。ただ試しにやってみたということ。僕らの大好きな音楽をちょっとやってみて、今の音楽界とちょっと違ったことをやり、男性スターや女性スターの音楽よりもちょっと騒がしいのをやってみて、ロックンロール風のもちょっとやってみて、それをみんなが受け入れてくれたら嬉しいなと思っているんだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.09.10 21:35:27
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