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2012/07/29(日)11:27

ごらっぱち逝く 最終回

けんぱち君のごらごら日記(6)

ごらっぱち君 18日の夕方急逝しました。 事の始めは朝お薬を機嫌よく飲んで(薬が大量なので2回に分けてのんでした。) 「食休みねー。」と酸素ケージにいれてしばらくたったときのこと。 突然「おぇぇぇぇ~」とえづき、口をかきむしる動作。 とはいうものの、ちょうど若者を出していたので、すぐ彼をケージからだせず、あわてて若者を回収し、ごらっぱちをケージからだして様子をみようとしたところ....。 「あれ?便が漏れてる。それも、血便(驚)」で、本人は相当痛かったらしく気絶。 片手で血便をかたづけながら病院に電話。(→ちなみに時間外)状況を留守電に吹き込みつつ、さらに便がどんどん垂れ流しになっているごらっぱちにかなりのパニック。 病院にいくべく準備をしているところに院長先生から電話。 状況を伝えたところ「病院来て。」の一言(先生か神に見えた。) ただ血便というのは私の中では「相当やばい。」状態なので、果たして病院に着くまで彼がちゃんと生きているのかどうかものすごく不安.......と、おもったら便がだんだん血が少なくなって普通の色になってきた。(血圧が低いのが幸いして最初の一撃だけで出血が相当減ったらしい)それに伴って気絶していたごらっぱちも少し意識がもどってきたようで「なに?俺腹痛いんだけど。」的な反応を見せ始める。 これ以上ないくらいそっと運転して病院着。 状況をもう一度スタッフに説明し、そのあとに応急処置。 どうやら出血したことによるショック症状だったらしく、その処置を行い、心臓に配慮しながら皮下補液や腸の出血を止める処置(お尻からいれられるものがあったそうな)をしたところ、だんだん本人も回復してきたようで、とりあえず病院に預けていったん帰宅。 でも、ぎっくり腰で身動きとれなかったので、とりあえず会社は休み。 鎮痛剤を飲んで少し寝てから夕方病院に電話。 「大分回復してきましたよ。ただし腸を休ませるために絶食する必要があるのですがなんとか留置ができたので、おなかの治療もできると思います。」とのことなので、普通にお見舞いに出かけたのです。 そしてスタッフに抱っこされてやってきたごらっぱち。朝に比べて顔の表情もよく、目も輝きを取り戻していて「明日か明後日にはおなかなおって退院かな?」と普通に私が考えるレベルになっていました。 ごらっぱちを受け取り頭などを撫でたり体をなでていたところ、ご本人うれしかったらしくて、私のひじの内側のやわらかいところを噛もうと、体をすこしひねったところ、突然口をあけて悶絶の表情に....。泡を食った私はスタッフにそれを伝え、あわてたスタッフがごらっぱちを受け取り処置室に.....。 そう。彼はものすごくうれしかったらしいのです。体をひねったことにより心臓に電気信号を送っている神経からの信号が一瞬遮断。そして、そのまま心臓は止まってしまったのです。限界を超えて動き続けた彼の心臓は、通常なら普通にもどってくるくらいのすばやい蘇生措置でも戻ってくることはなく、旅立ってしまった......というわけです。 いや、今まで死に目には何頭も出会っているけど、抱っこしたら喜んでそれで心臓が止まってしまうというのは、びっくりするともに、ものすごいショック。 多分本人的には腹上死的な苦しむ時間もほとんどなく「わーい。おりょ?」くらいの感じだったんだと思います。 かくして来月5歳を無事に迎える予定だったごらっぱち君。いたちの天国に旅立ってしまったのでした.....。それにしてもはじめてのケースで悲しいんだけど、ものすごく戸惑ってます。 本日彼をいつものお寺で火葬してきました。 火葬の係りの人が一言「動物は純粋だからもう天国の入り口についてる頃だと思いますよ。抱っこしてもらって喜んで心臓が止まったというのは、僕なんかからするとうらやましい亡くなり方ですよね。」 アンゴラらしいといえば、アンゴラらしい逝き方かもです。太く短く生きた彼は次に生まれ変わるときには、化けるくらい長生きして、そして、仲良しのフェレをいっぱいつくって楽しく暮らして欲しいと真に願いたいと思います。 ごらっぱち またどこかで合えるといいね。

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