サイン会はいかが?
大崎梢さん サイン会はいかが? 成風堂書店事件メモしっかり者の杏子と、勘の鋭いアルバイト・多絵が働くのは、駅ビルの六階にあるごくごく普通の書店・成風堂。同一書籍に四件の取り寄せ依頼。ところが連絡を入れると、四人が四人ともそんな注文はした覚えがないと……。「ファンの正体を見破れる店員のいる店で、サイン会を開きたい」――若手ミステリ作家のちょっと変わった要望に、名乗りを上げた成風堂だが……。杏子と多絵のコンビが、成風堂を舞台にさまざまな謎に取り組んでいく。本格書店ミステリ、〈成風堂シリーズ〉第三弾。(商品紹介ページより引用)成風堂シリーズの第三弾だそうです。1弾目も二弾目も読んでいませんでした。というより初めての作家さんです。1作目~配達あかずきん2作目~晩夏に捧ぐ3作目~サイン会はいかが?4作目~ようこそ授賞式の夕べに4作目も出てるんですね。表題作の【サイン会はいかが?】が中では一番面白かったかな。自分が人にしたことの大きさと、相手が受けとる大きさではこんなにも時差があるんだと思いました。大崎梢さんは書店にお勤めしていたという経歴の持ち主ですので内部事情もお詳しい。書店の仕事や裏側なども知ることが出来る本好きには興味の持てるお話でした。