ぶらころんの日記

2014/10/11(土)15:38

秋田さんの卵

内容(「BOOK」データベースより引用)K病院のある病室に出入りする、健康的でどこか色っぽい熟女、 “付添婦”の秋田さん(仮名)。 謎の血尿で入院中の木戸俊二は、同室の仲間と、  そんな彼女を巡る他愛もない噂話をするのが唯一の娯楽。 しかし、実は俊二には、秋田さんとのとあるエピソードが、 行き場をなくした記憶としてさまよっていたのだった―。 そんな折、俊二は秋田さんから意外な用件を頼まれることになって…。 表題作ほか、旧友の遺した金で哀しみを買う旅に出る 『ボギー、愛しているか』併録。 伊藤たかみさんは初めて読みました 「八月の路上に捨てる」で第135回芥川賞を受賞しています ハラハラやドキドキ感 そういうものが全く無い 日常の一コマを切り取ったような どこにでもありそうな世界。 読みやすい小説でしたが、 残念ながら 私好みではなかった。   煮物は冷めるときに味がしみ込むように 心にも悲しみはよく沁み込むでしょう これは文中の秋田さんの言葉の一部です そうそう そういうものなのよね~ つい肯いてしまいました。

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