Kausachun Qosqo

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• スペイン語再入門

  専門学校を修了して一年。去年の１０月くらいからスペイン語力の低下を感じはじめていた。以前は普通に先生のしゃべったことをノートにとり、試験やレポートなどをスペイン語で書き、課題の発表もしていた。でも今では日常の会話と、また新聞や本を読む程度だけになってしまった。複雑な構文などとっさには出てこなくなったことに気づき、勉強しなくてはと思いはじめた。レベルアップにはまず、基本に戻らなくてはと、今年に入り、まず取り出したのは山田善郎　「NHKスペイン語入門（第二版）」　日本放送出版協会寿里順平　「スペイン語の表現」　東洋書店発音しながら、ノートに例文などを書き込んでいく、動詞の活用などもやり直した。南米ではめったに使わないVosotrosなども久しぶりに目にし、動詞の活用も思い出した。練習問題などもしっかりと飛ばさないでノートに書き込んでいく。日本で独学していたとき、「NHKスペイン語入門」が文法の習得にすごく効いた。また「スペイン語の表現」表現集になっていて、結構役立つ。でも・・・なかなか進まない！仕事が忙しかったり、面倒くさかったりして３ヶ月たっても終わってない。あと、新聞の音読が役に立つというが、いつも黙読ばかりしている。今日からでも音読を始めよう。これが終わったら、なんとか通信教育で翻訳の勉強をしてみたいと思う。どなたかいい翻訳講座を紹介していただけませんか？

  2005.04.07

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• シャンプーの途中でお湯が水に変わり・・

  我が家のシャワーは中南米名物の電気シャワー。シャワーの水が出てくるところに丸い温熱装置がついていてい、水が流れてくる先から暖めていくという仕組み。しかし、この電気シャワー、ある一定の量の水が流れないとヒーターが働かないし、また水がたくさん流れすぎると水を温めきれなくなってぬるいお湯しか流れなくなる。だから、蛇口のひねり方に少しコツがいる。昨日の夜１２時過ぎ、いつものように寝る前にシャワーを浴び、髪の毛も洗うことにした。蛇口をひねったとき、いつもの蛇口のひねり方では温水にならなかった。それをたいして気にもせずにシャワーを浴びはじめ、温水にうたれながらまず歯磨き（子供の頃親からお風呂で歯をみがくようしつけられていた）。そして髪にシャンプーをつけて、肩のあたりに温水があたる姿勢で髪を洗い始めた。さて、そろそろすすぎに入るぞ、と頭を流れ落ちる温水の下に頭を持っていたとき、急に冷たい水に変わってしまった。そうだ、たまに夜中になると水圧が下がって水の出がわるくなるのだ。とくに私の部屋は団地の４階。それも４階の部屋はすべて２階建てになっていて、シャワーはその上階。５階部分にあるのだ。下の部屋に比べて水圧は上がりにくいのは当然。おまけにシャワーを浴び始めた時点から蛇口の調節が難しかったことから、同じ団地の別の部屋の人が水を大量に使っているわけではなさそう。これは待っても、温水が流れる可能性はゼロに近い。顔面蒼白。このまま冷水でシャワーなんてクスコの気候では耐えられるものではない。しかし、シャワールームにはまだぬくもりがのこっている。なるべく体に冷水が当たらないように腰がひけた体勢で頭を流れ落ちる水の下にやる。必死になって手や頭を動かし、体が冷えないうちにすすぎを終えた。と、思う。すすぎ残しが少し心配だったが、そのまま髪や体をタオルでかわかした。体が少し冷えてしまったようでベッドに入っても足が冷たくて眠れず、しかたなく靴下を履くことになった。今朝、髪の毛をといても妙に髪がパサパサしていてうまくまとまらなかった。やっぱり・・。教訓。「シャワーを浴びる前に水量と水圧を読め」

  2005.04.07

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• ペルーで一番好きなもの

  それは、クリオジャ音楽（Musica　Criolla)とその踊りだ。クリオジャ音楽とはもともとはペルーの白人系の音楽ということで、ワルツ、ポルカなどをさすことになるが、今では黒人の音楽（ネグロイデともアフロペルアノとも呼ばれる）もその範疇にふくまれることになっている。初めてその音楽を意識したのは、まだ日本にいたとき、たしかペルー独立記念日のサルサ・パーティだったと思う。おそらくはペルーの黒人音楽がかかり、ペルー人が火がついたように踊りだしたのだ、おまけに何人かは箱型の太鼓（カホン）にまたがってたたき出した。パーティがお開きになっても、箱型の太鼓をたたき続けているペルー人たちの姿に強烈にひきつけられた。その後、ラテン音楽専門のCDショップへ行き、「ペルー人がこういう感じで踊っていて・・・」と身振り手振りで説明して、薦められたのがエバ・アイジョンのCD。黒人の音楽の他、ワルツ、北部のトンデーロ「Esta　es　mi　tierra　ここは私の故郷」なども入っていた。当時スペイン語留学をすることを考えていた私はこの曲に誘われ、ペルーにやってくることになった。この曲は今考えれば、軍政時代にペルー人の愛国心をあおるために作られたものだったが、当時の私はそんなこと知るよしもなかった。その後もいろいろペルー音楽のCDを買い集め、なかでもあのサルサのパーティでかかっていた黒人の音楽「フェステホ」に強くひかれていくことになる。そしてペルー、クスコに語学留学、スペイン語の勉強をしながら、夕方は民俗舞踊教室に通うようになり、アンデスの踊り、黒人の踊り、マリネラ・ノルテーニャなどを２ヶ月ならった。フェステホとペルー中央山地のワイラスの踊りは自分でも結構さまになったと思う。３ヶ月のペルー滞在後、日本に帰ったときもアンデスの音楽のイベントではペルー人たちにまじり、ワイラスの踊りを披露することになった。その後、再び来秘。ガイドの仕事をはじめて間もない頃、お客さんと一緒に音楽が聞けるレストランに初めて行き、クリオジャ音楽のバンドにノリノリになっているのを見られて、フェステホの演奏のときに舞台に引っ張り上げられてしまった。そして・・・ワインが入ってホロ良酔い加減で羞恥心が消えていた私は、やってしまったのだ。腰をまわしたり、振ったりしながら踊ってしまい、客、バンド、レストランのスタッフに大うけにうけてしまった。そしてその後も何度かそのレストランでは乞われてフェステホを踊ることになった。去年までは専門学校に通っていて、時間的にも経済的にも余裕がなかったことから、しばらく踊りのレッスンを受けることはできなかった。しかし今年の初め夏休み限定のダンス講座を再び受講した。ワイノ、各地方のマリネラ、黒人のサマクエッカ、ランド、カルナバル、ワルツなどペルー各地の踊りを学んだ。再び私は自分がペルーで本当に魅せられているのはペルーの踊りなのだということを認識した。残念ながらこの講座は新終わってしまったが、私の体がうずうずしていて、今でも筋肉や神経が「踊りたい！」と訴えている。ダンスの講座の再開を願ってやまない。

  2005.04.06

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• どちらの言語で？

  最近行き始めた合気道のクラス（道場といった雰囲気ではない）。ペルー人の先生が教えてくれ、基本的にはスペイン語で説明があるが、要所要所は日本語がはいる。まだたいして合気道に関するボキャブラリーがないが、ウケミ、ハンミ、モクソーなどがそう。隣の空手のクラスでも掛け声は「イチ、ニ、サン、...」合気道のクラスで練習の終わりに先生に挨拶をするとき、正座をして身を正して向きあって、頭をさげたとき、先生は「Gracias」といったのに、私はとっさに「どうもありがとうございました」といってしまった。握手をしながらの挨拶なら英語であろうが、スペイン語であろうがでてくるのだろうが、やはり日本的に居住まいを正して正座をして、となると日本語しかでてこない。態度や行動様式がでてくる言葉を支配するのだろうか、改めて日本人の血を認識したしだいである。

  2005.04.05

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• 職業欄

  昨日、ある講演会で受講を申し込むときに職業欄に「Ｇｕｉａ　Ｏｆｉｃｉａｌ　de　Turismo（公認観光ガイド」と記入した。ガイドの組合に加入できてから１ヶ月、初めてのことで少し照れくさかった。３年間の専門学校で観光ガイドのコースを修了し、なおかつ卒業論文が認められてはじめて「Tecnico（技術士）」の学位がもらえ、はじめてこの職業名を名乗れる。ただ他の課程、たとえば旅行会社経営科とか、会計科を終えた人はなんとよばれるのかは知らない。観光ガイドの場合普通にGuia　Ofi cial de　Turismo　（略称G.O.T)と自称している。いわゆるライセンス・ガイド。クスコではガイドをするときにこの学位が必要になる。さらにマチュピチュではガイド組合員としてのフォトチェックも必要になってくる。これをもっていない人はちゃんとライセンスをもっているガイドにアシスタントとしてついてもらわなければならない。先に卒業した日本人５人が勉強もしないで観光ガイド科を卒業したという批判文書がガイドの組合へ送られ、その文書に名前ののっていない私まで組合への加入を最初拒否されたけど、結局同窓生たちの証言で私が組合に加入するにたるということが認められた。ただ、外国人を受け入れることに拒否反応を示す人は多い。なにしろ現地の人の仕事を奪いかねないからだ学生時代は仕事で毎日出席できないというハンデもあり、自分の実力だけでここまできたわけではない。、友達の助けを借り、無事に卒業できたのだ。試験ではよくカンニングもさせてもらった。私だってこっちの専門学校でのはじめての試験でみんながあたりまえのようにカンニングするのを見てびっくりしたけど、いつの間にか慣れてしまっていて、自分もするようになっていた。答えを見せてもらったり、逆にこちらも答えを教えてあげたりするのはごく普通にうけいれてしまっていた。もちろん私もクラスメートを助けてあげた。本を貸してあげたり、課題をこなすにあたって、どの情報を得るなら、どこの図書館がいいとか、あるいは場合によってはwebsiteを推薦するななど、いろいろ教えてあげてクラスメートたちの信頼を勝ち得ていった。あとはお笑い系に走って愛嬌を振りまいてみんなに愛されていったっけ（笑）。私たち同窓生はときに試験でカンニングをするなど、いろいろお互いに助け合いながらみんな卒業できたのだ。両親がペルー人でクスコ生まれながら日本で小・中学校を卒業した女の子がペルーでの義務教育（１１年間）を終えるためにあらたにこちらの学校に入りなおした。彼女は試験でみんながカンニングをしていることにあきれて、「そんなちゃんと競争できへんからこの国はあかんねん！」といった。恥ずかしながら、私は競争社会ではない、このペルーはクスコの共生社会のおかげで今、職業欄にGuia Oficial de Turismoと記入できるようになったのだと思う。感謝。でも、「Jugar　limpio」、日本人的な正々堂々と戦うということを忘れて、すっかりペルー人化しているような気がしなくもない。

  2005.04.03

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• 庶民の飲み物ハーブティ

  　日本ではオシャレで値段も少し感じられるハーブティもこのアンデスでは庶民の飲み物だ。　カモミール、アニス、レモングラスそれにコカ茶などはレストランやカフェでは一番安い。大抵ティーバッグで出されるのだけど、そのティーバッグをスーパーで買うと２５パック入りが１．５から２ソル（約５０から６５円）。私も食後に必ず飲むので、台所に必ずストックしている。市場ではカモミールが花束で売られているし、Ｈｉｅｒｂａ　Ｂｕｅｎａというミントの仲間も野菜を買うとおまけでつけてもらえる。　ちなみにローズマリーも生の束で売っているが、これは薬草売り場にある（ちなみに一束１ソル。安い！）。それ以外にも一般大衆向けレストランの昼定食ではレモン・バーム、ミント、大麦などのお茶も本日の飲み物としてついてくることがある。ただ出された時点ですでに砂糖が入っているのが残念だが。たぶんリマのように少し暑いところではハーブティはあまり飲まれないのだろうが、山岳地帯ではあたりまえの光景だ。昨年１１月に日本に一時帰国したときも消化を助けるためのカモミール、アニスそれにキャッツ・クローをそれぞれ一箱ずつペルーから持っていって、居候した姉の家で毎食後飲んでいた。日本で買うと高いから。　日常的に飲む以外にも体調が悪いときに症状にあわせた薬草を買ってきてお茶をつくったり、市場の薬草スタンドに行ったりすることもある。病院にかかる経済力がないとか、医者にかかるまでもない、また医者が信用できない人は普通に利用している。　日本に帰ったときに胃があれたときに、大麦の茶やリナサ（亜麻仁？の種）の茶を飲みたくなり、クスコが恋しくなった。自分の体が日本ではなく、アンデスに順応してしまっていることに改めて気づかされた。また今後もこのカテゴリでアンデスのハーブ利用についておいおい語っていこうと思う。

  2005.04.03

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• 泥棒の話

  こっちの専門学校の同窓生のお母さんのアンティーク・ショップへ行った。 ちょうど入り口のところでその同窓の友達がスーツ姿で立っていた。 「あれ、どうしたの？スーツなんか着ちゃって」 「ホテルで働き出したの。ガイドの勉強をしたのに、ホテルで働くことになるなん て・・」 ちょうど私はチャンカイ文化の土器、とくに白と黒にだけぬられた人形のレプリカを 探していたので、店に入らせてもらった。 その彼女がいう。 「２週間前に泥棒に入られちゃったの。門の鍵を開けられてね。知ってるやつだと思 う。見当はついていて、一生懸命探しているんだけど見つからない。全部持ってかれ ちゃった。奥のプライベート博物館見たことあるでしょ？あれも持っていかれたの よ！ここにかかっていた伝統の織物もそう！」 クスコのメイン・ストリートに面しているのにほとんど全部持っていくとは大胆な。 ただ、友人とか雇っている人に裏切られて、店の商品を盗まれるとか、売上金を持ち 逃げされるとかいうのはよく聞く話。 「こっちの警察って無能だからね。私も経験あるからわかるよ」 「食事出してあげたり、捜査のための車代をだしたり結構出費が大変」 私の経験からいっても、指紋を取ってもらうのだって自分で科学捜査班に出かけてタ クシー代を負担して捜査員に来てもらうのだ。 数少なくなった店の商品の中に象形壷、人面壷など造詣豊かなモチェ文化の土器のレ プリカばかりが並ぶ。私の探しているようなチャンカイの土器はなかった。だけど、 大きなケロ（インカから植民地時代初期の頃の杯）が私の目をひいた。ペルーの古代 文化特にプレインカ期の土器には魅せられてはきたけれど、ケロは今まで私の関心を 引くことはなかった。 「これって花瓶にするには大きすぎるかな？」 「花瓶に？？結構面白いかもね」 「いくらするの？」 「６０ソル」 うーん、こういうとき、なんか買ってあげて友達を助けたいんだけど・・。高い な・・ 「でももっと小さいのもあるけど。これは３５ソルね。３０ソル（約９９０円相当） に負けてあげる、これはね、ＸＸという有名な民芸品作家が作ったレプリカなの大衆 芸術博物館にも彼の作品はあるの。彼の作品はね・・」 杯の側面の図柄は三層に分かれていて、一番上がインカの生活、真ん中が幾何学模 様、一番下の層が花模様となっている。 「じゃあ、それちょうだい！」 予想外の出費。合気道教室の入会金や月謝も払わないといけないのに！ まあ、部屋を飾ったり、花瓶にしたり、ペン立てにしたりいろいろできるだろう。 「じゃあ、私もう行くから、元気でね。幸運を！」 「そっちも、幸運がきますように」 私にしては結構太っ腹な行為。でも、こういうとき友達同士で助け合うのがアンデス の社会だから。 でも、その後合気道教室での支払いは小銭をかき集めることになってしまった・・。

  2005.04.02

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• RE: 1日の日記

  今日、初めて合気道のクラスに行った。 家のすぐ近くなのでペルー人に日本の武道を習うなんてなんか変。 ちなみに習っている人はかなり少ないらしい。見学した昨日は３人いたけど、 今日は私だけ・・。マン・ツー・マン。まあ、まったくの初めてだからそのほうがい いか・・。 黙想にはじまる。 先生が「XXXX」。 何のことか理解できない。 「はあ？？」 「モクソー」 「ああ、黙想ね・・」 隣では空手教室もやっていて、その気合の声にビクッとなってしまった。 ヤバッ、ぜんぜん集中していない！と思いながらそっと目を開けると先生が笑ってい た。 呼吸法、柔軟体操、構え、・・。 あとは、よくわかんない！体では覚えているのだけど、なんと表現すればいいのや ら、技のかわし方とか、かけ方とか、受身とか少しずつ教えてもらった。あっという 間の１時間だった。上半身に筋肉の疲れが残るし、つかまれた手首に痛みが残る。 はたして何ヶ月いや、何日間続くのでしょうか？？？ -----Original Message----- From: [mailto:] Sent: Thursday, March 31, 2005 9:26 PM To: ??????@speedy.com.pe Subject: 1日の日記

  2005.04.01

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