ROVERでポタポタ

2006/11/23(木)14:49

初自転車通勤

自転車通勤(2)

昨日11月22日、自転車通勤してみました。 私の勤め先は大阪市内にあり、勤務時間はシフト制になっています。早出は朝10時半始業、遅出なら正午が始業時間です。 自宅から勤め先まではルート検索で測ってみたところ約26km。2時間見ておけば到達出来るんじゃないかなと、かねてから思っておりました。 先日、休日に試しに勤め先まで走ってみて、その予想がだいたい当たっているのは確認しておりましたので、昨日決行に踏み切った次第です。 昨日は遅出だったので12時始業。所要時間2時間としても、10時に出発すれば充分間に合うでしょう。でも汗かくだろうから、もっと早めに出発して向うの銭湯でひとッ風呂浴びようと、出発予定時刻を午前8時に設定しました。 ところが実際に起きれたのは午前8時半。 2度寝の癖、治さなきゃ。 朝はいつも食欲がありませんが、普段夕食は摂らないか極めて軽く済ませることにしているために、朝食だけは食っとかないと走れなくなるのは確実です。ですので、前夜に買っておいたコンビニのおにぎりを無理やり詰め込みます。 結局家を出れたのは午前9時50分。こりゃ風呂は無理かなー。 自宅を出て、旧国道1号線(現在は府道13号線になってるのかな)のかささぎ橋から淀川河川敷沿いのサイクリングロードに乗り込みます。 いきなり例の自転車止め。しかも2連発。 あんなもの付けられて困るのは自転車や歩行者であって、本来のターゲットであるはずのオートバイなんかは、土手へ乗り上げてパスするに決まってるじゃん。 お役人ってホント馬鹿だ。あれの設置を決めた役人、いっぺん自分で走ってみやが・・・もとい、走ってご覧になるべきだと思います。 とりあえず今日はお仕事が待ってるので、いつものようにのんびり走るわけにもいきません。いつもなら最初の20kmはウォーミングアップとかほざいてちんたら走るのが常ですが、今日は真面目にペダルを踏み・・・、真面目に踏んで24km/hですか? 枚方大橋を過ぎた辺りで、後ろから自転車の気配がしたなと思った途端に、私をごぼう抜きに抜き去った自転車がありました。 前カゴ付きMTBです。乗ってるのは土踏まずペダリングのおっちゃん。前カゴには鞄を載せ、背中にはくたびれたディバッグ。アップライトな乗車姿勢で、さくっと私を抜き去って行きました。 一瞬呆気にとられましたが、ちょっと悔しかったので追いすがってみました。おっちゃん、28km/hぐらいで楽に巡航しています。早いやんけ。あ、私が遅いのか。 おっちゃんの後ろを私が必死で追走。500mぐらいその状態が続いたでしょうか。 おっちゃん、後ろについてる私の存在に気づき、思いっ切り進路を右に逸らしました。そんなに後ろにつかれるのが嫌でしたか、そりゃまた失礼しました。 おっちゃんに嫌われたのでショボンとしながら一人で走ります。 しばらく走っていると、今度はダンプの登場です。2台連なってます。今、淀川河川敷は土手の工事してるみたいです。 最初はダンプうぜえと目の仇にしていました。だって泥落として行きやがるし、排気ガスまきやがるし、目の前壁になるし。 ところが、その後ろを走っているうちに気づきました。ダンプの後ろって、楽なんです。考えてみれば当たりまえか。 サイクリングロード内のダンプのスピードは時速20kmに制限されており、さらにダンプが通る時は車止めの門扉が開放されます。つまり、あの鬱陶しい自転車止めを通らなくても良いのです。 サイクリングロード内でのダンプの制限速度は20km/hですが、実際の速度は30km/hと追走するには手頃な速度。 いつも一人で走っている私は、「引いてもらう」という状態を経験したことが少ないのですが、ダンプの後ろはいつもよりスピード出てるのに段違いに楽です。なるほどなあ。 意外と快適なダンプドラフティングですが、相手は工事現場付近で止まったり曲がったりしますので、試してみる方は自己責任でお願いします。 自宅から約24kmで毛馬閘門です。ここから北大阪サイクルラインで桜ノ宮まで走り、一般道に乗り換えて造幣局の横を通り、御堂筋を南下すれば会社です。 御堂筋に入った時点で午前11時を回っており、風呂に入る時間は無さそうだったので、心斎橋商店街の100均で大判の濡れティッシュを購入。とりあえずこれで汗を拭きました。 以前目を付けておいた駐輪場に自転車を預け、出社したのは丁度始業の15分前。やっぱりあと1時間早く家を出てたら、風呂行けましたね。 さて仕事が終わって、復路は深夜です。 午後23時45分頃職場を出て、堺筋を北上し、北浜を過ぎた辺りで道なりに右折して天神橋筋を北上。天神橋筋8丁目の交差点を右折して、毛馬橋、城北公園、そして国道1号線を走ります。 深夜だから車は少ないし流れてるし、昼より楽です。ただ、工事が多いのには閉口しましたが。 守口、寝屋川を順調に通過、中振交差点を過ぎ国道1号線から国道170号線に乗り換えた頃、一瞬ですが左足のふくらはぎに痙攣が走りました。 やべっと思ってペダリングを緩めて痙攣を逃します。 まさかこれが前兆とは思いもせずに。 寝屋川を過ぎた辺りから、空腹を覚えていたのは確かです。昼食を摂ったのが17時少し前と遅かったために夕食は摂っておらず、残業中にドライフルーツを少量摘まんだ程度でした。 たかが30km足らずだし、走り始めた時はお腹空いてなかったし、夕食は家に帰ってからで良いやと、舐めてかかったのが大間違いでした。 京阪枚方公園駅付近、自宅まであと5km足らずの地点でまさかのハンガーノック。 脚は回らない、ハンドルを持つ手に力が入らない、ママチャリには余裕で抜かされる。って言うか止まったら二度と動けなくなりそう。 これが休日のサイクリングだったらちゃんと補給食を携行しているのですが、今日は通勤だからと、補給食も持たずに走っていたのです。 一漕ぎしては惰性でトロトロ走りますが、脚よりも腕に力が入らないので、ハンドルがふらついて酔っ払い運転のようです。 こんな時に限って、自販機もコンビニも無いのは何かの罰ですか? ひーひー言いながら何とか京阪枚方市駅を抜け、天の川の橋をどうにか上り、自宅まであと2km。普段なら歩いてでも帰れる距離です。 でもその前に500mぐらいの、緩やかだけど上り坂があります。無理。絶対無理。絶対途中で動けなくなる。 家に食い物あるのに、コンビニで食うのは業腹だけど、文字通り背に腹は替えられません。目に付いたコンビニに飛び込み、おにぎりとハッシュポテト、温かいお茶を買います。 レジでお金を払う時に「袋は要りません」と言ったらその声がホントにか細くて、自分で驚きました。 おにぎりとハッシュポテトを補給すると、どうにか脚も動くようになりました。腕の回復は脚よりも悪かったのですが、上りだしなんとかなるでしょう。 どうにか坂も上り切り、無事帰宅。午前2時でした。ハンガーノックが無ければ、あと30分は早く帰れていたと思います。 往路約28km、復路は約26km。この日の総走行距離は54.86km。 本日の教訓:備えよ常に。 でも思ったよりずっと楽しかったな。また自転車で通勤してみたいと思います。

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