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カテゴリ:アニメ(た行)
5話 これはいつかの放課後の出来事だ。 私たち新聞部は取材の為に 近くに出来たパン屋からドイツの揚げ菓子を 仕入れてきた。 このお菓子の名前は聞き覚えもなく それでいて長い横文字のため割愛する。 この焼き菓子はいわゆるスポンジ菓子である。 中にカスタードが入っていて甘いのだが ドイツ人の楽しみ方として 何人かで食べる時にはそのうちのひとつに マスタードを入れるというちょっとしたゲームを して楽しむらしい。 実は我々新聞部もその慣習にならって そのゲームをしてみることにした。 マスタードの入った焼き菓子を引いたものが この焼き菓子の感想記事を書くことを賭けて。 しかしどうしたことだろうか。 その場に居合わせた新聞部員は4人。 誰もが平然とした顔をしていたのである。 誰かが我慢しているに違いない。 お互いを疑い始めた我々の心はみるみるうちに 闇に支配されていった。 そういえばアイツのここが嫌いなんだ。 そしてコイツのここも気に入らない。 そんな気持ちを誰もが持ち始めた結果 気づけば新聞部ではデスゲームが始まっていたのだった。 お互いがお互いを傷つけあう… 数分後、新聞部の部室は静まり返っていた。 全員が絶命していた・・・
((φ(-ω-)カキカキ 小向さんお待たせ 何を必死に書いてるの? 小鳩くん…遅かったね。 これは私を罠に嵌めた新聞部への 恨み辛みを執念と怨念を籠めて呪のレクイエムを 書き記してるところだよ。 ちょうど世間では夏のコミケが開催されているから そこで出店しようと思う。 小向さんコミケC104はもう終わったよ。 そうなんだ。残念だね。 それよりも何か食べる? 僕は必死に話題を逸らした。 目の前に食器が幾重にも重ねられているのを わかったうえで。 じゃあプリンをひとつ。 小向さんはこうして機嫌を直したのたった。 ※本ページにはプロモーションが含まれています。 東京オタスポガイド/コミケPlus編集部【1000円以上送料無料】 コミックマーケットへようこそ 準備するから準備会 (星海社新書) [ おーちようこ ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024年08月14日 08時06分14秒
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