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カテゴリ:アニメ(た行)
8話 これは高度な話術だ。 バデーニはヨランタとの会話を主導する。 腰が引けてしまっている相手には それは容易なことなのだろう。 しかし彼女にも今は譲れない一線があるのだ。 危ない橋を渡って異端者になってはいけない。 バデーニはその一線の手前まで踏み込み 一粒の種を蒔いて去っていく。 会話の引き際。 あとは彼女自身がその種を芽吹かせるだろうと。 拘りが強すぎて人との関わりが下手くそ。 それがバデーニさんだと思っていた。 でもよくよく考えてみたら彼は司祭なのだ。 迷える民の悩みを聞いてそれに対して 平穏な心を与える。 そのために巧みな話術は心得ていても なんら不思議はないのです。 バデーニはヨランタちゃんが解答者であると ほんのわずかな会話とその仕草、表情から 読み解いた。 これではまるでオクジー君がお馬鹿に見えるではないか! だがそうではない。 オクジー君が標準的一般人であり バデーニとヨランタちゃんは超越している存在なのだから。 ちなみに私はアニメ視聴者視点で見ているので ヨランタちゃんこそが解答者だと解りましたけど( ꈍᴗꈍ) ええ…仮に真実を知っていなくとも!(. ❛ ᴗ ❛.) 種を蒔かれたヨレンタちゃんは ピャスト伯主催の研究会を盗み聞く。 ー真理ー ピャスト伯は真理を追究することの重要さを語る。 ズキューン!!! それはヨレンタちゃんの心を撃つ。 それは種を芽吹かせる!
ヨレンタちゃんが動く。 再度バデーニさんの前に現れたヨレンタちゃんは しっかりとバデーニさんを見つめる。 昨日の怯えているヨレンタちゃんは そこには居なかった。 彼女がもし小刻みにプルプル震えていたのでしたならば それは武者震いである。 バデーニは気圧される。 ヨレンタちゃんの無謀とも思える提案に。 だが…。 ここで二人の探求者としての秤のバランスが 遂に均衡を保った。 と、私には見えたり見えなかったり(。•̀ᴗ-)✧ 二人と付き人オクジー君は ピャスト伯の元を訪ねるのだった。 ピャスト伯がやろうとしていたことは 天動説を完璧に補足することだった! ナ、ナニィ!( ゚д゚ )( ゚д゚ )( ゚д゚ ) あんたそっち側だったンかぁーい! そうではない。 彼が求めるものは真理なのだ。 バデーニさんはここでもまた種を蒔いて 去るのだった。 バデーニたちが去った寝室で いまピャスト伯の中で天秤にかけられる。 天動説と地動説が。 彼の命は残り少ない。 彼はそっと目を閉じる。 その先で彼が見たものは…。 それは研究所へやって来た頃の若い自分だ。 何を求めてここへ…? それは走馬灯なのだった。 ー追伸ー 勝手に殺すな!まだ生きとるわい! ピャスト伯は怒鳴る。 一見頑固に見えるが彼は老害ではない。 若者の言葉に耳を傾けることが出来る。 彼は老いても真の研究者なのだった。 ※本ページにはプロモーションが含まれています。 ==ここまで読んだ== 読んでくださりありがとうございます♪ 何かポチって行ってくれたら嬉しいです
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Last updated
2024年11月19日 06時56分38秒
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