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カテゴリ:アニメ(さ行)
6話 瓜野君は追い詰めていた。 この連続放火事件の犯人を。 それは自分の彼女である。 小佐内ゆき。 お前が犯人だったんだな。 どうしてそう思うの? 問い返す小佐内ゆきは心なしか嬉しそうだ。 二人の様子を陰ながら見ている者がいた。 小鳩常悟朗くんともうひとり。 私だよッ!( ゚д゚ )クワッ!! 私は見ていた。 ひとりの男子が小佐内さんの前で 底なし沼に沈んで行くさまを。 彼はまだ気づいていないのだ。 自分の立ち位置を。 そこが安定している地面だと 思い込んでいることに。 そここそが小佐内さんがゴール地点に設定した 最後のトラップだということに! ズブズブと既に足首まで沈んでいることに 彼は全く気づいていないまま 彼は得意気に自分しか知り得ない情報を 証拠として並べ立てている。 その様子に小佐内さんが 興奮し始めていることにも気づくこと無く…。 瓜野君はずっと泳がされていたのだ。 水槽の中で泳ぐ小魚のように。 それを覗いていたのは小佐内さんである。 そして更にその様子を覗いていたのが 小鳩君である。 どうしてこんな事したの? 小鳩君の問いの意味は どうして放火なんてしたの? ではない。 どうしてこんなピタゴラスイッチをしたの? なんだと私は後方腕組みしながら思っている。 その考えが合っているかは知らんけど(. ❛ ᴗ ❛.) そんな私と小鳩君は今、 それぞれ公園の端と端から見ているのだ。 既に身体の半分が沼に沈んでしまった瓜野君の生皮を 1枚1枚ペリペリと剥がして 恍惚の表情を浮かべる小佐内さんと イキリ倒していた過去の自分と向き合わされ 絶望の奈落へ落とされた瓜野君の姿を。 なぜ? 小鳩君は気づいているのだろうか? 小佐内さんが何故こんなことをしたのかを。 何故瓜野君を追い詰めたのかを。 小鳩君も心なしか小佐内さんの行動を認めないにしても 彼女の真意を探ることについては楽しげなのだ。 堂島君が小鳩君に お前は小市民ではないと言い放ったのは きっとお前も小佐内さんと 根本的に変わらないと言いたいのだろう。 何故なら小鳩君なら 小佐内さんの行動の軌道修正を出来たはずなのに そうしなかったのだから。 小鳩君もまた小佐内さんの行動を 泳がせることで小佐内さんのやりたい事を 観察していたのだ。 小鳩君は人の行動原理を知りたいのだから。 でもそんな小鳩君の行動は 堂島君にとっても他人とは異なる興味深いものに 映っていたに違いない…。 気づけば私もそうみたい。 小佐内さんの悪魔のような立ち回りに ちょっとドキドキしてしまっているんですけどッ!( ꈍᴗꈍ) でもこれは異常ですよ? 人死にはしていないといっても 放火なんて立派な犯罪なのに 二人の興味はそこに無いのですから。 答え合わせをしましょうか? 来週は小佐内さんと小鳩君のそんな会話が 聞けるのかしら? 来週までが長いっ( ゚д゚ ) 暇が出来たら小市民シリーズの原作本を読んでみたいと思います。 ー追伸ー このクオリティで 嘘つきみーくんと壊れたまーちゃんを アニメ化して欲しい! ※本ページにはプロモーションが含まれています。 ==ここまで読んだ== 読んでくださりありがとうございます♪ 何かポチって行ってくれたら嬉しいです
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Last updated
2025年05月13日 19時05分06秒
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