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ぴっぴ@FF14

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2025年05月13日
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カテゴリ:アニメ(さ行)




6話

瓜野君は追い詰めていた。

この連続放火事件の犯人を。

それは自分の彼女である。

小佐内ゆき。


 お前が犯人だったんだな。

 
 どうしてそう思うの?


問い返す小佐内ゆきは心なしか嬉しそうだ。


二人の様子を陰ながら見ている者がいた。

小鳩常悟朗くんともうひとり。


私だよッ!( ゚д゚ )クワッ!!


私は見ていた。

ひとりの男子が小佐内さんの前で

底なし沼に沈んで行くさまを。

彼はまだ気づいていないのだ。

自分の立ち位置を。

そこが安定している地面だと

思い込んでいることに。

そここそが小佐内さんがゴール地点に設定した

最後のトラップだということに!


ズブズブと既に足首まで沈んでいることに

彼は全く気づいていないまま

彼は得意気に自分しか知り得ない情報を

証拠として並べ立てている。

その様子に小佐内さんが

興奮し始めていることにも気づくこと無く…。


瓜野君はずっと泳がされていたのだ。

水槽の中で泳ぐ小魚のように。

それを覗いていたのは小佐内さんである。

そして更にその様子を覗いていたのが

小鳩君である。


 どうしてこんな事したの?


小鳩君の問いの意味は

どうして放火なんてしたの?

ではない。


 どうしてこんなピタゴラスイッチをしたの?


なんだと私は後方腕組みしながら思っている。

その考えが合っているかは知らんけど(⁠.⁠ ⁠❛⁠ ⁠ᴗ⁠ ⁠❛⁠.⁠)



そんな私と小鳩君は今、

それぞれ公園の端と端から見ているのだ。

既に身体の半分が沼に沈んでしまった瓜野君の生皮を

1枚1枚ペリペリと剥がして

恍惚の表情を浮かべる小佐内さんと

イキリ倒していた過去の自分と向き合わされ

絶望の奈落へ落とされた瓜野君の姿を。


 なぜ?


小鳩君は気づいているのだろうか?

小佐内さんが何故こんなことをしたのかを。

何故瓜野君を追い詰めたのかを。

小鳩君も心なしか小佐内さんの行動を認めないにしても

彼女の真意を探ることについては楽しげなのだ。


堂島君が小鳩君に

お前は小市民ではないと言い放ったのは

きっとお前も小佐内さんと

根本的に変わらないと言いたいのだろう。

何故なら小鳩君なら

小佐内さんの行動の軌道修正を出来たはずなのに

そうしなかったのだから。


小鳩君もまた小佐内さんの行動を

泳がせることで小佐内さんのやりたい事を

観察していたのだ。

小鳩君は人の行動原理を知りたいのだから。


でもそんな小鳩君の行動は

堂島君にとっても他人とは異なる興味深いものに

映っていたに違いない…。

気づけば私もそうみたい。

小佐内さんの悪魔のような立ち回りに

ちょっとドキドキしてしまっているんですけどッ!(⁠ ⁠ꈍ⁠ᴗ⁠ꈍ⁠)


でもこれは異常ですよ?

人死にはしていないといっても

放火なんて立派な犯罪なのに

二人の興味はそこに無いのですから。


 答え合わせをしましょうか?


来週は小佐内さんと小鳩君のそんな会話が

聞けるのかしら?

来週までが長いっ( ゚д゚ )


暇が出来たら小市民シリーズの原作本を読んでみたいと思います。



ー追伸ー

このクオリティで

嘘つきみーくんと壊れたまーちゃんを

アニメ化して欲しい!


※本ページにはプロモーションが含まれています。

==ここまで読んだ==
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Last updated  2025年05月13日 19時05分06秒
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