ぷちひきこもり主婦のぐだぐだな日常

2009/11/17(火)18:06

沈まぬ太陽

映画(8)

と、いうわけで(←時間公開ブログ*を読んでくださった方のみわかる!) 観てきました、長時間映画 肩凝った・・・ 途中で休憩時間のある映画って・・・ 『沈まぬ太陽』 202分でよく描いたなぁ・・・ というのが率直な感想 よく頑張って作った映画だと思う 初めの方に墜落事故の話があったが、 まだはじまってあまり時間が経っていないのに ぽろぽろ泣けてしまった 日航機墜落事故はおいらが小学生の夏休みに起きたものだった。 小さい頃から怖がりなおいらはこの事故はとても怖かった。 テレビで集中してアニメを観ている時は “怖い” という感情から逃れることができた。 なのに、このときばかりはどのチャンネルも事故の特番をしていたように思う。 そしてそんな悲劇的な大惨事の中で4人の生存者は奇跡だった。 おいらはその奇跡にすがったのである。 “怖い” はずの感情を生存者の映像を鮮明に覚えることにより消したのだ。 生きててよかった、ほっとした・・・という感情に。 昨年、原作を読んだがこの場面はあっさり通り過ぎた。 ちなみに、今年『クライマーズ・ハイ』を読み、 また、テレビでやっていた映画版を観たが泣くことはなかった。 なんであんなに泣けたんだろう? 子どもの頃のあの “怖い” という感情を思い出したのだろうか? いきなり?何故だ? 原作では息子夫婦と孫をいっぺんになくしてしまった 阪口さんの話がすごく泣けた。 映画では 阪口さんが御巣鷹山から持ってきた花が咲いたらお遍路にでようと思う というようなことを恩地にいうシーンがあるが、 原作では 久しぶりに阪口さんに会いに行った恩地が お遍路姿で旅立とうとしている阪口さんに会い 補償金は遺児たちにつかって欲しい・・・ と云われ、その後ろ姿を見送るというものだったと思う。 病気で奥様を亡くし、息子夫婦に孫までも先立たれ、 孤独になってしまった年老いた男性の姿。 その静かなシーンが、 すっかり弱弱しくなってしまったおいらの父と重なり 切なくなった。 映画ではあまり詳しく描かれていなかったが テヘランでの出来事もとても考えさせられるので この映画を観てよかったと思った方はぜひ原作をどうぞ。

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