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なんだかんだで、周りを全て敵にまわして強引に購入した訳ですが、
私はこれから起こる数々の事件(?!)やトラブル(?!)は まだ知る由もなく、ひたすら納車の日を待っていたのでした。 納車といっても、新車が家の前にジャジャジャーンと来るわけではなく もちろんお店までとりに行きました。 私らしくとても興奮して前日は眠れず、当日も約束の時間より2時間も 早く到着するしまつ。あぁラテン系の血が騒ぐ。 ついに引き渡しの時が・・・。 で、穏やかに男前のお兄さんから簡単な説明がはじまったのでした。 「ガソリンを入れるのはボンネットを開けて、ここに入れてくださいね。」 とか、 「給油口の裏側が錆びてきてるし満タンにすると何かあったときに 危ないので、だいたい15リットルくらいずつ入れるようにしてくださいね。」 とか、 「ワイパーはたまに動かなくなりますよ」 とか、 「ライトは暗いので早いうちにオルタネーターに変えたほうが良いですよ」 とか、 「エンジンかけるとき鍵はまわしてもかかりませんよ。 鍵をさして、まわしてからシフトノブの手前右側のスイッチをひいてくださいね 左側はチョークですよ」 とか、 「「シンクロ」ついてないですからね~」(シンクロってなんや?) とか、 「ハザードは点きませんよ」 とか、 「消火器は必ず積んでてくださいね♪」(注・発煙筒ではない。) とか、 とか、 とか。 ただでさえ納車の興奮でドキドキしているのに、たかぶって「ハイハイ」と生返事はするものの何一つ頭の中に入らず、微妙な不安感が少しずつふくらんできたのでした。 だいたいミッション車の運転は慣れたものでしたが、左ハンドル。 もちろんギアは右手。 指示器も右手。 混乱する脳みそ。 これで、アクセルなんかが全部反対にあったら無理なんですが 足元は右ハンドルの車と同じでよかったー。 しかし、ココはチンクを選んだラテン系女の度胸! ガッツとファイトでやり過ごし、無事に手続き等々の書類も書き終え 鍵を渡され帰宅の路。 薄笑いを浮べ(きっと内心、お気の毒に・・・と思っていたはず)見送る お兄さんが一言、「ガソリンもうないっすからね、早い目に入れてくださいねー」 と。 ダメだし。 バックミラー越しに、引きつった顔で精一杯のさわやかスマイルを浮べる私。 カッコよくクラクションを鳴らしたつもりがすでに配線の不具合からか鳴らず。 ガソリンがないという緊急事態、考えれば考えるほどギクシャクしてもつれまくるギア操作、「シンクロ」なんて理解できたのはその後かなり後になってからのことでした。 ギアを入れるたびにガリガリいわしながら、さぁ、家までたどり着けたのか・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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