不動産エージェントな生活、哲学の森と論理の海と

遠く、石油産油国においても投資をダシにした詐欺がまん延しているようです。石油産油国も石油高の恩恵を受けていて、投資マネーがダブついている状態。日本もあらゆる問題を抱えていながらも、景気は概ね良好。　最近では近未来通信等の詐欺事件もありました。

近未来通信は、日経の広告にも乗っていて、私も何度か興味をひかれたものの、果たして、携帯の中継局になって、どれほど利益が出るのか、初期投資も数百万もかかり、どれほどで回収できるのか。　先が読めないビジネスに結局同意できず、忘れかけていたころに詐欺発覚です。

まずは疑問を持つことが大切だと思います。この商品はどのようなロジックのもと、利益が出る構造なのか。　儲かると言われたから？　投資でもなんでも利益構造はしっかり理解していなくてはなりません。　よく、理解できないものに投資はするなと言われますが、そのとおりだと思います。

事実、バフェットもＩＴ企業（ＩＴに弱い）に投資していないことは周知のとおり。バークシャーが投資しているかは分かりませんが。

私もワラントやデリバティブ等の投資はしていません。　利益構造が複雑な為に、どんな局面になるとどうなるのか、先を読むのに骨が折れそうだからです。　勿論、ワラントと為替を組み合わせたヘッジで利益を上げている人もいるのでしょう。　

詐の中でも脅迫めいたものは、回避するのになかなか難しい面があるかも知れません。それ以外のことは、やはり疑ってかかることがまずは肝要であり、もし投資するのであれば、その利益はどのように生み出されるのか調べ倒すくらいの気持ちをもって望まなくてはならないと思います。