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不動産エージェントな生活、哲学の森と論理の海と

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2007.06.24
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カテゴリ:経済 金融

先週は私の予想に反して予想以上の円安に進みました。 このところ、全通貨に対して引き続き円安になりそうな材料が続きます。

例えば、生保の動き。4月頃、生保は不払い問題であらゆる部署の人員総出で対応していました。 マーケットの生保が不在だったのです。その生保の運用担当者が先日の日経金融新聞で昨今の中でも円安水準の今、外債投資を始めるとのコメントがありました。 

欧州の要人も円安に対するトーンが柔らかく、むしろ問題視していないかのような発言が増えてきています。 欧州の経済は強くインフレ下のユーロ高はインフレを抑制するにあたり重要な要素。しかも日本は介入を行っていません。 牽制するにあたり利害を精査した結果なのでしょう。

ファンドのヘッジ外しもあるようです。円買いのヘッジをかけていても、このところの円安で発生している機会ロスに業を煮やした感もあります。輸出企業の為替予約もひょっとしたら薄まっているのかも知れません。現に想定している水準は確か115円あたり。 多少円高になっても為替差益は確保できる算用です。また為替予約はコストを伴うもの。 ボラティリティの低下も手伝った実需な傾向です。

日本の利上げがやや遠のいた期待もあるでしょう。先日の日経にもありましたが、金融機関の準備積立高のペースが遅いことで、そう7月の利上げ予想が薄まり、積立より少しでも運用との方針に傾斜しているように思われます。 しかも前回の日銀による政策決定会合で全会一致にて金利据え置きも利上げ期待が遠のき円安へシフトさせた材料となっています。 BOEは僅差で据え置きでありキング総裁は利上げに票を入れたこともあって一段のポンド高を呼びました。

一目均衡表は相変わらず雲の上。雲の捻れもしばらくは発生せず、何かと動きの大きい遅行線と日々線の衝突も当分ありません。 65日周期も何かのトレンドを感じさせるものではありません。

 ボーナスのことも重要です。来週も円安に動くと予想することが妥当な気配です。 また大きなマネーの潮流は、なかなか円高を予想させるには材料がなく、円キャリートレードの続伸やオイルマネー、北欧の年金マネー、中国等の準備残高のドルからユーロシフト等中期的に見ても、時々の円高があるにせよ円安への大きなうねりとなったパラダイムシフトを実感せざるを得ません。






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Last updated  2007.06.24 23:52:18
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