バリコラ!

2010/02/05(金)23:20

バリ島  ウルンダヌ・バトゥ-ル寺院

バリ島de住む【生活】(232)

  バリの観光地でも有名な『キンタマーニ』。ほとんどの観光客の皆さんは、バトゥ-ル山の目の前、バトゥール湖を眼下に見下ろす崖に建ちあがったレストランで休憩を取りながら、火山で生まれた雄大なカルデラ湖眺めつつ、ビールやソフトドリンクを飲んだり、食事をしたり、しばしの目の保養をした後に、下界に戻ってゆく、そんな観光の流れが一般的じゃないでしょうか? そこで帰らないで、ヴューを売り物にしたレストラン地域から更に奥に進むと、地元のパサールの前に、広大な寺院、『ウルンダヌ・バトゥール寺院』が出現する。ここまでくると観光客の姿はあまりなく、ヒンドゥー寺院の歴史深い建物を目の当りに見ることができる。 小さなお祭りを行っていた。祭壇でマンクーが神事の準備をしている。バンタンというお供えセットを神様にお供えし、一番後ろ側に座らせていただいた。ボクたちの気配を察するように、前を向いたまま、マンクーが話しかけてくる。『ひとり5万ルピアのお布施をしなさい』 日本でもそうであるように、お布施はお参りする人の意思によるもの。しかもバリで5万ルピアというと、お布施にしては異例とも言えるほど高額だ。 このような立派な寺院を守るマンクーから発せられる言葉とは思えない。バリ人は何か勘違いしている民族に思える。日本人に比べても、ものすごくお金に執着がある。ここもそのひとつなのか、神聖な寺院に来て、お布施の額をマンクーから要求され、なんだかとても俗な感じがして、バトゥール寺院がかわいそうに見えてきました。

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