2009/06/14(日)23:17
フィンランド語には未来がない!?・・・でもアイシテル
今日はフィンランド語寺子屋塾2009の第1回目でした。
前半の90分は文法、後半の90分は会話レッスンです。
文法レッスンのテーマは「動詞の過去形」「現在完了形」「過去完了形」
「私はフィンランドに4年住んでいました。」という表現と
「私はフィンランドに4年住んでいます。」では
時間の経過を表すニュアンスが変わってきます。
過去の済んだ話なのか、今も継続しているのかという
どの時間帯の部分を指すのかによって
「過去形」で表現したり「現在完了形」で表現する例を学びました。
そして「現在完了形」と「過去完了形」の用法の違い。
「お皿を洗ってから料理を作り始めます。」という表現と
「お皿を洗ってから料理を作り始めました。」も意味が違ってきます。
料理を作り始めます。 という部分はあきらかに未来を表していますが
フィンランド語の動詞には未来形の形がないので
現在完了形を用いて未来を表すことができることも学びました。
おっ!
「バスが●●に着いたら教えてください」なんていう表現もできれば
旅行の時に大いに役に立ちそうです
後半の会話レッスンのテーマは「自己紹介と相手を知ること」
寺子屋塾アイテムではおなじみの国旗カードを使って
国の名前や●●から来ましたという言い方を練習。
フィンランド語の格変化には
「●●から」とか「○○へ」などといった時に使う表現があるのですが
これが地名(国名)によって様々な形になるので
厄介なんです
Rovaniemiから(来ました。)⇒ Rovaniemelta
Helsinkiから(来ました。)⇒ Helsingista
・・・まぁフィンランドの地名なら仕方ないですけど
日本の地名すら区分されてしまう強引さには参ります。
Tokio(東京)から(来ました。)⇒ Tokiosta
Roppongi(六本木)から(来ました。)⇒Roppongilta
・・・になるのだそうです。
個人的には「Roppongista」の方が言いやすいんだけど・・・
このような納得のいかないルールも許し
付き合っていかねば先に進めないのが
フィンランド語
わがままだけど憎めない不思議な言語です。
・・・・・・
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次回は7月5日(日)です。8月は2回開催いたします。
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