2007/03/30(金)11:38
きれいな文字に憧れて…
こちらで娘のように可愛がってくださっている、日本人のご夫人がいる。
その方が数年前、ある手紙を見せてくれた。彼女の女学校時代のご級友からのお手紙。それはそれは美しい毛筆でしたためられていた。「こんな字が書けたら、さぞ手紙を書くのも楽しいだろうなぁ…」それ以来、書道を改めて習ってみたいと願っていた。
そして昨年、こちらで書道を教えていらっしゃる日本人の女性と、夏のファーマーズマーケットで縁がつながった。こうゆう出会い、私はワクワクしてしまう。
以来、この方に書道の手ほどきを受けているのだが、先日彼女が帰国され、その折に、私にあった筆を選んできて下さったのだ。それまでは借り物で練習していた私。筆の選び方がよく分からず、そのままになっていたのだ。
竹の柄の、雰囲気のある筆だ。
ところがその柄に『りす』とある…。無言でじっと見つめていたら「りすは筆運びが良くて、書きやすいのよ」とのお言葉。
気になってはいたのだ。筆が動物の毛でできている事。馬などの毛なら、なんとなく、しっぽなどの毛だけ一部いただいて、そのためには殺傷していない気がして…。いや、そう願っていた。
でも『りす』となると、なんだかこれは悪い予感がする。この筆の毛の持ち主は、もう生きていないような気がした。
そしてさらに調べると、墨も動物性脂肪を使用しているし、筆毛も、動物の毛はもちろん、さまざまな鳥の羽など、実にいろんな生き物のものが使われている。そして書道の道具には象牙を使ったものまであった…。
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植物性の書道用具の情報など、ご存知の方、どうかお知らせください!(合成モノは×。竹の筆などのように、天然植物性の書道具を探しています)
P.S.
こんなのもありました。
こうゆう事なら生き物の毛でも抵抗ないんだけどな…。でもこれも書き味抜群で人気が出て、大量生産化したら、一体どうゆう事態になるのか…。想像するのも怖いところ。