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機械とときどき俺話。

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2019/05/16
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カテゴリ:耕運機
オス!オラkan-tech!

久々の更新となりますが、皆さんお元気でしょうか?

機械ネタが全くないわけではないんですが、最近はツイやらお絵描きサイトやらで遊んでいるのでこちらへの書き込みが無くなってしまいました。

さて、季節は畑シーズン到来!

オラー!修理した耕運機ズ、仕事だぜー!

イセヤン(ヤンマーディーゼルエンジンとヰセキ車体の合体耕運機)クランキング2回で始動!!

ポットの水が意外と大量にいるのと、燃料ラインのエア抜きさえやれば完璧!今年もガンガン耕すぜ!

マメトラ!燃料高騰のこの時代、灯油エンジンのお前の存在は大きい。今年も頼むぜ・・・頼む・・・たの・・
エンジン掛からない(笑)

はい、本題です。

昨年使用しているときからマメトラは絶不調でございました。

アフターもバックもファイヤーファイヤーでプリンツオイゲン(艦これで検索)です。

マメトラは可愛くも何ともない。

挙句今年シーズンに入ってエンジンが掛からないという始末。これは大掛かりな修理が必要ですね。

問題点は以下の3つ。

1.プラグが点火していない。

2.バックファイヤーしている。

3.アフターファイヤーしている。

点火系はポイントの掃除とかで多分いけるんですが、ポイントの汚損はアフター・バックファイヤーの異常燃焼が関係していると考えられます。

異常燃焼したときの燃焼室では異常圧力が発生してプラグギャップ間の放電を阻害、結果プラグで放電するはずの電気がポイントギャップ間で放電してしまってポイント面を荒らす・カーボンを付着させる原因となる。・・・はず。

逆(点火タイミングのズレでアフター・バックファイヤーが起きる)という事もあるのですが、マメトラの場合、フライホイールと進角機構が機械的に固定なので、ポイントギャップが大きくズレない限りはアフターやらバックやらにはなりません。

前回の修理でポイントギャップとキャブレター(古いので少し怪しいがオーバーフローは無い)は完全に掃除と調整をしているので、怪しいのは吸・排気バルブ。

芝浦エンジンは端々のつくりがいいからな・・・レッツ分解。

写真はエンジン下してカバーやらヘッドやらフライホイールを取り外したところです。

お手本のようなサイドバルブエンジンです。まぁ、予想通りカーボンの巣窟です。
上圧縮死点なのにバルブがどちらも浮いている気がする。(笑)

で、シリンダーを外します。
おお、ピストンリングは固着が無い。張力もそれなりにあるっぽいし、(どうせ交換部品は無い)OK!

さて、問題のバルブ周り。

ごらんのとおりカーボンがモリモリ。バルブの傘がここに乗ってしまって完全に閉じずに混合気漏れ・排気漏れを起こしてアフター・バックファイヤーを起こしていたんでしょうね。

あ、ちなみにバルブスプリングとコッターの取り外しは、適当なサイズのソケットをスプリングガイドに当ててハンマーで数回叩くとあら不思議、中心のコッターが外れます。

ものの数秒でやってしまったので、写真撮るの忘れました。ちなみに組み付ける時はコッターをスプリングガイドの中心溝に当てて、上からビニール等を被せます。その状態でソケットを当ててハンマーで数回叩くとあら不思議、コッターが入ります。

自動車のバルブスプリングを交換したりする人には意外な常識。

愛車のためには専用工具をきちんと買いましょう。(笑)

KTC MCVU5 バルブスプリングコンプレッサー

さて、バルブシート周りとポートのカーボン除去です。


ガストーチで炙ります。カーボンが赤くなるぐらい。すると、ワイヤーブラシで擦ればとれるぐらいボロボロになります。

こちらはポート側


ガストーチは特殊なものでは無く、一般的なもので全然大丈夫。

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ワイヤーブラシは傷にも気を付けたいので、真鍮製のブラシがお勧め。

EARTH MAN/アースマン 電気のこぎり用ワイヤーブラシ 真鍮 DNP-10

炙ってはこするを数回繰り返すと


こんな感じに。バルブシートのエッジがキレイに出てきました。ポート内の残りカスも後で除去しました。これぐらいキレイになればOKかなと思います。

次回はバルブのカーボン除去と傘の研磨、バルブシートのすり合わせでもしますかね。

大切なのは組みなんだよな。





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Last updated  2019/05/16 12:28:04 AM
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