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アルノ左岸から-フィレンツェ美術散歩

2006/02/10
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 カルツァ広場Piazza della Calzaは、ローマ門Porta Romanaの内側の広場。
 門を背に、右のロマーナ通りVia Romanaと左のセッラーリ通りVia de' Serragliの起点に立つ建物の壁にこのフレスコ画は描かれています。
 初めてこのフレスコ画を眺めるとマザッチョ風の、でも少し稚拙な画家の作品だと思うかも知れません。もう少し注意深く観察すると、右側の中世風の群像に対して、左側の現代的な服装の人々、実際の窓の上のキュビスム風の人体などに気づくかも知れません。
 このフレスコ画はマリオ・ロモーリMario Romoli(1908-1978)という画家によって1955年に描かれたものなのです。フィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ駅構内、セルフサービスの食堂の奥の壁にも、彼の風景を描いた壁画(テンペラ画)があります。
 今、ピッティ宮殿Palazzo Pittiの近代美術ギャラリーGalleria D'Arte Modernaで、この画家、マリオ・ロモーリの特別展が開かれています(3月31日まで)。
 キュビスムを出発点に作風は変化していきますが、ジョット、マザッチョの伝統を感じさせる、しっかりした構成の存在感豊かな作品です。展覧会は午前中のみ(12:30まで)の開催なので注意。
 ピッティ宮殿=パラティーナ美術館Galleria Palatinaでは、修復が完成したマニエリズモの画家、ロッソ・フィオレンティーノ「聖母子と聖人達(Pala Dei)」も特別展示中です。修復完成までの写真記録も展示。
 現代のキュビスト、マリオ・ロモーリと、400年先駆けたロッソ・フィオレンティーノのキュビスムを見比べるのも面白いかも知れません。






Last updated  2006/02/11 03:30:19 AM
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