◆ふじ山子どもおもちゃ病院【上野泰司歯科診療所】◆
◆訪問日;2020年 9月18日(金曜日) 17:30◆訪問場所;富士市 上野泰司歯科診療所◆受取おもちゃ(家電);1件目◆治療するおもちゃ;サーキュレーター ❤修理番号:298❤ ◇症 状(依頼内容) ・左右に首を振らなくなった。◆治療内容 ①先ずは、運転中に力を加えた様なので、症状の確認を行いました。 ・スイッチを入れるとモーターの動作音が聞こえるので、DCモーターは異常 なさそうです。 ・本体を揺すると「カラカラ」音がするので、内部の部品が破損していると 思われます。 ②分解すると、首を振るためのアーム部が破損している事が分かりました。 ・破損した状態で動いていたようで、内部が樹脂粉で汚れています。 ・アーム部を再生修理して取り付ければ動くようになると思われます。 【破損部分】 【破損したアーム部】 ③破損して無くなった部分をアルミプレート(厚さ:0.5㎜)で作成補強して 様子をみます。 ・アルミ板の固定はΦ2.0㎜*6.0㎜の鍋ビスでシッカリ固定しました。 ④作成した、「アーム」を駆動部に取り付けて動きを確認すると鍋ビスの 頭とナット部分がフレームに引っ掛かり動きません。 ・丈夫にするつもりでボルト・ナットを使いましたが、作戦変更です。 ・厚みが出ない様に、ボルト・ナットの代わりに、Φ0.23㎜のステンレス線を 使って固定して見ます。ステンレス線の周りをプラリペアで補強しました。 ⑤再度作り直した、アームを取り付けて動作を確認すると今度は問題なく 動くようになりました。 ・ここで大きな問題が発生しました、今回見えていたアーム固定部分の反対側が フレームに隠れて見えないのでアームを固定する事ができません。 (分解する事を想定していない!) ⑥フレームに長穴を開けて、どうにかアームを固定できるようにしました。 ⑦基板から外してあった配線を、ハンダ付けして組み立てして動作を確認しました。 ・左右に動くようになりましたが、上記アーム固定用の穴に多少引っ掛かる様で、 動きがスムーズでないのが気になりますが、これで修理は完了とします。◆返却日;2020年 9月23日(水曜日)