psychedelic chain

やっぱりどうしても、
彼の言葉は信じられない。

話せば話すほど、
胡散臭く感じるのは考えすぎなんだろうか。


今、彼の両親は同じ病院に入院している。
ママさんは胃がんを患って、
転移が何箇所かにあるらしい。

そして、パパさんは肝硬変。

妹さんはバツ1、シングルママで最近妊娠が発覚。


彼は頚椎動脈の狭窄。
そして、両親の病院の付き添いを彼が一手に引き受けてる。
完全看護のご時世に、
検査の誘導、トイレ、お風呂介助、夜間の付き添い、そのほか身の回りのこと。
いくら、家族とはいえ行きすぎなんじゃないか？



彼の両親が入院している病院は、
全国規模の総合病院。


そんな病院なのに？入浴介助まで家族がするのか？
疑問が疑惑に変る。


そして、
両親が入院してるっていうのに、
妹さんがお見舞いに来たっていう話も全然きかない。
妊娠してるから気を使って言ってないにしろ、
入院してるのにお見舞いの１つもない？


そんな病院もあるのかもしれない。
そんな家族もいるのかもしれない。

疑問を持つ方がおかしいのか？


今日の夜、本当は彼の顔をみに行こうと思ってた。
夕方話していたのに、
大丈夫だからと、付添で病院の出入り口にさえ出てこれないと。


この人どこまで引っ張るんだろう？
なんでばっくれちゃわないのか？
私がすべて信じているって思ってる？
医療職だってことしってるはずなのに。


彼の家族のことも、彼のことも本当なら心配なんだけれど
電話越しで彼は約束してたお金のことには触れない。

たまらない。
彼家族の心配を口にしながら、
最後にお金のことを聞く。


気持は言葉に、態度にでる。
どんなに心配してるって言葉をいっても、
言葉のはしばしに、
疑いがかかる。感情がこもらない。



自分のまいた種。
自分で刈り取らなければ。
　　　


かわいい。
こんなに簡単に芽が出るなら、
楽しいだろう。