FJWOれんらく板

2020/07/07(火)00:15

観てみよう・やってみよう 第13弾

みなさん、長調と短調があることは知っていると思いますが、その違いを しみじみ かつ クッキリと、味わったことはありますか? 吹奏楽ではありませんが、今回はまず、この2つの動画を観賞してみてください(それぞれ 4:00 以降はファン向けのおしゃべりなので見なくてよいです)。 曲は、どちらも ONE PIECE の『ウィーアー!』ですが、ひとつが短調にアレンジされています(笑)。 ​https://youtu.be/wQPg3PQwGfk​ (0:30 〜 4:00 まで) ​https://youtu.be/ntKIqLPdVQw​ (0:30 〜 4:02 まで) まったく同じ演奏者(歌手)が同じ編成(デュオ)で同じ曲を長調と短調で歌う、という、なかなか貴重でおもしろい聴き比べができると思います♪ 歌っている<メロガッパ -MELOGAPPA->さんは、ユーチューバーとして活動する、宮城県出身の2人組男性ボーカルユニットです。ほかにも『アンパンマンマーチ』や『ドラえもん』などを短調にしたり、『残酷な天使のテーゼ』の長調部分と短調部分を入れ替えて歌ったりしているので、興味のある人はいろいろ聴いてみると楽しいかもしれませんよ。 でも、もしあなたが長調と短調の入れ替わったバージョンを聴いて「おもしろくも楽しくもない、なんかキモチ悪い…」とか感じたとしたら、、、それはそれで正しいのです! 作曲家の方々は、みなさんが想像するより何百倍も音楽の“調”のことを大切に扱っています。その曲を何調で書くか、途中でどう転調させるか、ものすごく考えに考えて、決めています。つまり、それだけ「曲の調」というのは、だいじで、尊いものだということです。ト長調かヘ長調かというのは、「高さが1音違う」というだけでは終わらない、ものすごく大きな“音楽の性質・性格・世界観の違い”に結びついているのです。ましてや、長調と短調の違いだったら、なおさらです。調の違うバージョンを聴いて「キモチ悪い」と思った人は、作曲家が「コレ」と決めた調に対して共感をおぼえたのでしょう。 では、おまけで・・・作曲家が決めた調でその曲をきちんと演奏してあげるために、私たちがまず気を付けなくてはいけないことは何でしょうか?・・・そう、調号や臨時記号を落とさないこと、ですよ♪ 次は、クラリネットのS先生から、国立音楽大学学長で特任教授でもある<武田忠善>先生によるクラリネット講座の紹介です。 ​https://youtu.be/TQjLCk2hmFo​ 中高生向けの講座ですが、楽器の組み立て方から始まってタンギングやスラーなど、クラリネット演奏に必要な“エッセンス”を、テーマごとにはっきり明らかにお話ししてくださっているので、小学生でもきっとわかると思います。特に、7:28 辺りからの、ドとレの音だけを使って、スラーとスタッカートの吹き分けやいろいろなリズムの吹き方をみせてくださるのは、とーっても勉強になるので、ほかの楽器のみなさんにもぜひ観ていただきたいです♪ 続いて、コントラバスのみなさんへ、<鷲見精一 すみ せいいち>さんのYouTubeチャンネルの紹介です。 『初心者のためのコントラバス の弾き方』 ​https://www.youtube.com/user/sumix1012​ 現在までに12本の動画がアップされています。どれもピンポイントで分かりやすいので、シリーズ全作品を観てもらいたいですが、I先生いわく、特に (5)、(6)、(7)、(10) はいっそう勉強になるとのことです♪ <鷲見精一>さんはこんな人↓ ​https://seiichisumi.jimdofree.com/profile-1/​ さらに、同じくコントラバス のみなさんへ、『第12弾』にアップした「シフティング練習」の、後半部分の動画です。 実は、、、出演?しているのはI先生ではなく、ユーフォニアムK先生です! なので、決して “お手本”ではなく、文字通り「やってみた」動画なのですが、実際チャレンジしてみると、楽器本体がなくてもお家でできる練習って「わるくないな〜」と思いましたヨ。 ​https://youtu.be/hdgBSMRQ63s​ 動画の中でもお伝えしていますが、先日の楽譜に4カ所の訂正があるので(『第12弾』にアップロードした楽譜はもう更新してあります♪)、矢印の位置が正しい楽譜をダウンロードし直して、使ってくださいね。 最後に、団員全員にオススメですが、特にホルンのみなさんへ! ​https://youtu.be/-NqaupGcCpw​ 先日『ダースベイダーのテーマ』で紹介した<ジョン・ウィリアムズ&ウィーン・フィル>が、『ジュラシック・パーク』を演奏している動画です。 トランペットはもちろん言うまでもありませんが、冒頭と、その後ところどころに現れるホルンのソロが、とにかく魂がふるえるくらい美しく素晴らしいので、ぜひ楽しんでください♪

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