2021/12/17(金)07:00
【アルバム効果】
【アルバム効果】
今は、スマホについているカメラ機能を使わない人はいないぐらいに普及
しています。
以前は、使い捨てカメラが大流行し、年賀状の時期になると樹木希林さん
のテレビCMがよく流れていたことを、なつかしく思い出します。
今ではスマホで簡単に撮影し録画できますが、その当時はカメラで撮った
写真の一枚一枚を眺めては人と人とのつながりを確認しながら、なつかし
い人たちを思い出すという日常がありました。
そのようにして、その時々の写真は、人の成長とともに枚数も増えてきた
ものでした。
それをアルバムに貼りつけ、昔の自分や家族の歴史を刻んでいました。
学校の卒業アルバムの制作をしている会社の代表の、林さゆりさんという
人が「アルバムセラピー」を開発しています。
『過去の自分に会いに行き、過去の自分と対話する』
また『一緒に写っている家族や友人とも対話する』
これが「アルバムセラピー」なのだそうです。
しかし、人によっては昔を思い出したくない、つらい悲しい記憶がある
かもしれません。
それでもそうした「過去を乗り越えてこその今がある」、と考えることで、
過去の意味が変わることもあるのです。
アルバムを眺めていると、昔の自分の姿や当時考えていたこと、悩んでい
たことなど、当時の感情が生々しくよみがえってくることもあります。
つまり、写真を見るということが自分の心に一つの刺激を与えるのです。
その刺激というのが「自己肯定感」です。
赤ん坊の自分。小さいころの私。若い自分。悩んでいたころの私。
その時々の自分を、いったんは肯定しているわけです。(自己肯定)
よくも悪くも、アルバムを通して「自己肯定感」を高める効果がある。
これを「アルバムセラピー」というそうです。
興味のある方は、
林さゆり著「3時間で人生が変わるアルバムセラピー」(あさ出版)
を手にしてみて下さい。
(by ハートリンクス)