思えば遠くへ来た私

2007/12/10(月)04:09

VAYA CONDIOS

9月に日本に帰った時に 本をいっぱい買って帰ってきた。 その大半は漫画だったけど 小説も数冊古本屋で買った。 その中に、 もう随分昔に読んだ 田辺聖子の「窓を開けますか?」があった。 私は彼女の小説は割と好きで 何冊か持っているのだけど この小説も持っていたはずなのに 実家で探しても見つからなかったので 今回古本屋で見つけた時に 又読みたくて買って来たのだ。 で、 一昨日の夜にやっと読み終えた。 実はこの小説は1988年にドラマ化されていて その時は主人公が松坂慶子さん、 相手役が林隆三さんだった。 私はそのドラマも大好きだった為 当時毎週楽しみに放送を待っていた物だった。 だからこの小説を読んでいる間中 彼らの顔がちらついて離れなかった。 でも、 主人公がちょっと惹かれる医者が出て来る度 なぜか小説家の村上龍の顔が頭に浮かび 「なんでだろう?」 と不思議でしょうがなかった。 村上龍がドラマに出てるわけないし。 一昨日読み終わってから どうしても気になっていたため 今日の午後、旦那が昼寝をする為に寝室に引っ込んだ隙に そのドラマのキャストをネットで調べてみる事にした。 そしてわかったのは、 その医者役は“加藤健一”という役者さんがやっていて 彼がなんとなく村上龍に似ていると言う事。 でかい顔とか背があまり高く無い所とか ちょっとずんぐりむっくりな所とか。 いや、別に彼らを馬鹿にしてる訳じゃないのよ。 実際、私、加藤健一さん好きだし。 いや、好きだったのを思い出したし。 でも、最近は本当に便利になったよねえ。 気になっていた主人公の破天荒な女友達は 沢田亜矢子さんがやってたのもわかった。 こうしてキャストを見てみると 時代を感じるなあ。 まあそんな風にそのドラマの事を調べてたら そのドラマの主題歌が 私が大好きだった歌だと気がついた。 それが平山みきさんの「VAYA CONDIOS」。 当時はその歌が好きだったけど レコードを買う程でもないと思い そのままやり過ごした私。 でもその後も 一年に一度か二度はその歌が頭に浮かび もう一度聴きたいなあ、 なんて思っていた。 いつかその歌がドラマの主題歌だった事さえ忘れ 歌のリフレインだけが頭をよぎるようになってしまった。 だって20年近く前に聴いたきりだもの。 それが、 今日やっと題名と歌手名を知る事が出来て 早速、さがしましたよ、YOU TUBEで。 でも平山みきさんが歌ってるバージョンは残念ながら見つからず。 昼寝から起きて来た旦那に 私がこの歌のリフレインを歌うと 旦那は「南米のフォークソングっぽいな」 なんて言うので きっと色んな人がカバーしてる歌なんだろうな と思って探してみたら ナナ・ムスクーリとかフリオ・イグレシアスとかが歌ってるのを発見。 そんな中でも私は このバージョンが好きでした。 なんか、 本当に久しぶりにこの歌を聴けて ずっとつっかえていた物が取れた感じ。 本当は今日のお昼は外へ御飯を食べに行く予定だったのに 朝、雨模様だったため中止に。 でもその後見る見る晴れ間が出て来て すっかりいい天気になったのにも関わらず 一旦行く気がなくなった旦那はテコでも譲らず。 そんな奴に腹が立ってた私だけど この歌のお陰で私の機嫌も一発で治ったので 夫婦喧嘩に発展せずに済みました。 と言う訳で今日は 歌の威力ってすごい物だと あらためて実感した私です。 blog ranking

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