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カテゴリ:できごと
今日は、日本はクリスマスですね
今、アメリカではイヴの夜です 子供の頃、サンタクロースを信じていました 遠く北の国の山奥の、そのまたず~っと奥にある小さな小屋に サンタクロースは住んでいます サンタクロースは私達が星を見上げるように毎日星を見ています その星、一つ一つが世界中の子供達を映し出し その日悪い子だった星は夜空に浮かんで来ません そうやってサンタクロースは毎日私達をしっかり見ているのです クリスマスの前の日の夜 ベッドの横にある雨戸の隙間から空を見上げていました ず~~っと空を眺めていたら いつかサンタクロースが横切るのが見れると信じていました 「うちには煙突ないのに、どうやってサンタクロースさん入ってきゃはるんやろうなぁ。お母さん。」 「・・・。」 「お兄ちゃんは、知ってるで。サンタクロースさんはお台所の換気扇の所から入ってきゃやるんやんなぁ。お母さん。」 「・・・。」 「せやけど、こんな狭いとこから入ってこれへんやんなぁ。お母さん。」 「・・・。」 お母さんの返事は、残念ながら覚えていない 返事があったのか、なかったのかも覚えていない ただ覚えているのは換気扇を覗き込みながら どうやったらあんな大きなサンタクロースさんが あの小さな入り口から入って来れるのかを一生懸命考えていた事だけ (サンタクロースさんは、一晩でわかちゃんのトコにもすみこちゃんのトコにも・・・それから、ぜーーんぶの人のトコにプレゼントくばれるくらい早く動ける人やってお母さん言うてたし。ここから入れはるんやろなぁ・・。) クリスマスの朝、起きるとかならず枕元にプレゼントがあった。 サンタクロースさんからの贈り物 「お兄ちゃん!・・・おにいちゃん!!!起きてみ。サンタクロースさんきゃはったで。」 胸の中の心臓が飛び出るような喜びの後に 一瞬だけキュンとする (また、サンタクロースさん見れへんかった・・) 「お兄ちゃんすごいで!昨日の夜中サンタクロースさんの声聞いたで!」 「わたしなんか、すずの音きこえたんやで!」 (あぁあ。ウソついてしもた・・・。 今日はお空に星見えへんやろなぁ・・・お父さんそう言うたはったしなぁ) 「あれ?」 ある日、サンタクロースさんからもらったお菓子を食べてて発見した。 「お母さん。見てみ。ホラ。」 「ん?」 「ほら。ここ。」 「・・・・。」 「西友(近くのスーパー)のセロテープやで」 「・・・・。」 「サンタクロースさんも、西友でカイモンしゃはるんやなぁ。」 母の答えは、ここでも覚えていない。 答えがあったのかも覚えていない。 ただ、心の中で思った (サンタクロースさんは近い!) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年12月25日 14時56分32秒
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