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カテゴリ:本の感想
書籍の感想です。
今回は「リボルバー」です。 ![]() リボルバー [ 原田 マハ ] 原田マハさんと言えば「旅屋おかえり」も良いのですが 絵画に造詣が深い方のようで絵画に関する小説も 色々出されています。 この本は表紙でわかるかもしれませんが、ゴッホに まつわるお話です。 私は絵画の知識もないし、絵自体も下手っぴなのですが でも作品はとても楽しく読めました。 ゴッホとゴーギャンってこんなに関係が深かった んですねぇ。 ゴッホもゴーギャンも絵画の新たな境地を開こうと していたわけですね。でも、新しい表現方法って 当時の人からしたら「?」って感じだったのでしょう。 確かに写実的なものを素晴らしいと思っている世の中に 抽象画なんて出したら「なんて下手な絵だ」って 思われるかもですよね。 ゴッホとゴーギャンがろくに評価されずに生涯を 終えたわけですが、ゴッホはリボルバーによる自殺 だと言われていますが、そのリボルバーが主人公の冴が 勤めるオークション会社に持ち込まれたことから 話が始まります。 果たしてそのリボルバーは本物なのか?そして 本当はゴッホは自殺だったのか? 冴はゴッホとゴーギャンの研究者でもあったため、 真実を求めてゴッホとゴーギャンの足取りを辿り、 真実らしき話を聞くことができたのです。 その話を証明するものはほぼなく、証言を信じるか 信じないかという話になりそうなのですが、 冴はその話を信じました。 ラストは未来に向かって希望が感じられるもので とても気持ちの良いものでした。 なかなか面白かったです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022.01.22 21:10:52
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