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カテゴリ:本の感想
書籍の感想です。
今回は「あなたは虚人と星に舞う」です。 ![]() 【中古】あなたは虚人と星に舞う (徳間デュアル文庫)/上遠野 浩平、中澤 一登 SFですが、読みやすくてなかなか面白かったです。 はるか未来に我々が宇宙に旅立つとしたら、 何が一番の問題になるでしょう? それは我々が長時間の孤独に耐えられないということです。 実際に宇宙飛行士になるためにはそういう何も音もしない 空間に一人でずっといるみたいな訓練があるそうです。 最強の戦闘兵器を作ったものの、パイロットが狂って しまっては元も子もありません。 そんな問題を解決するために仮想的な空間で暮らしている という設定のようです。 パイロットの彼女を守るために、ステーションの全AIは 総力を上げて頑張るわけです。 そして外敵がきたらその世界の中でそのまま戦います。 仮想世界の結果と現実世界の結果はリンクしているから 死んだら現実世界でも死んでしまう、仮想世界で相手を 破壊すれば現実世界でも破壊される。 仮想世界では殴って破壊していても、現実世界では ミサイルか何かで破壊しているわけですが。 設定も面白いし、人類が宇宙への進出を諦めている 状況で何の為に戦うのかという問いもとても良かったです。 それでも戦うという選択をした彼女、どうかおの約束が 果たされると良いなと思いました。 なかなか面白かったです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022.02.27 17:31:10
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