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カテゴリ:本の感想
書籍の感想です。
今回は「もう一度読みたい教科書の泣ける名作再び」です。 ![]() 【中古】【全品5倍!3/1限定】もう一度読みたい教科書の泣ける名作 再び/ 学研教育出版 前回の続きです。 ・よだかの星 宮沢賢治の作品ですね。 前に読んだことあるのですが、結構暗めな 作品という印象で、うちの子の幼稚園で 読み聞かせで読んでいたと聞いて、ちょっと 驚いた記憶があります。 ただ、改めて読んでみるとそこまで暗い話では ありません。 ただ、ヨダカはヨダカという名前なのにタカの 仲間ではないということで、タカにいじめられる シーンとかは嫌な感じではあります。 タカに市蔵という名前にしろなんて言われて かなりたちが悪いです。 まあ、でも与えられてしまった名前は変えることが できないのは人も同じで、自分の名前を自分で 付けることはできないのです。 それは親からの願いがこもっている訳ですが、 名前負けするようだと、ある意味呪いのように なってしまうのかもしれません。 ヨダカの名前も少しタカに見た目が似ていることで 神様が与えてくださったものですが、ここまで ヨダカ自身を苦しめてしまうとしたら、 皮肉なものです。 さてそんなヨダカは高い空の中に消えてしまい たいと願い、遂に望みを叶えることが できたのです。 それをヨダカは輝ける場所を見つけたと見る べきか、死んでしまって可哀想と思うべきなのか いろいろ解釈できますね。 ただ、ヨダカ本人は星になる寸前、笑っていた ので彼にとってはそういうことなのでしょう。 ・おこりじぞう これは教科書では読んだことはなかったのですが、 子どもの頃、夏休みになると地区センターで 映画をやるのですが、その映画の一本が おこりじぞうでした。 いやー、悲しいというか、ショックというか。 お地蔵様も我慢できないほどの怒りと悲しみ 充満していたのだと思うと、辛いですね。 続きはまた書きます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022.03.01 19:59:26
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