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Flatのガンプラ製作日記

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2022.03.21
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カテゴリ:本の感想
書籍の感想です。
今回は「深淵の覇者 新鋭潜水艦こくりゅう「尖閣」出撃」です。


深淵の覇者 新鋭潜水艦こくりゅう「尖閣」出撃 [ 数多久遠 ]

元自衛官の数多さんの作品です。
硬派な軍事小説で、タイトルからわかるように
潜水艦の小説なのですが、前半はミステリーな雰囲気
で進行します。
主人公の美奏乃は技術士官なのですが、婚約者を
潜水艦の事故で亡くしています。
しかし、その説明がどうにも怪しい。
説明と外傷が一致していない部分があるのに深く
調べようともしないことに美奏乃は何か真実が
あるのではないかと動く。
しかし、疑念は深まるものの、はっきりとした
ことは何も掴めない。
彼女は専門である潜水艦のソナーを欺瞞できる装置を
開発し、その伝手で潜水艦士に近付き、話を聞き出そうと
試みるのでした。

前半のこの展開は婚約者の彼が謀殺されたとか陰謀に
巻き込まれたとか、そういう話なのかと思ってしまった
のですが、そうではなく、やむにやまれずトップ
シークレットな事態の中亡くなった彼の死因を公表
するわけにはいかなかったわけです。

重い扉をこじ開けてとうとう真実を教えてもらった
美奏乃は自らも潜水艦に乗り戦う決意をするのです。

そしてその相手はソビエトのアルファ級潜水艦に
改修を施した恐竜です。
日本の潜水艦は静粛性ではトップクラスみたいです。
そして潜水艦という兵器は静粛性の強化競争みたいな
ところがあります。
しかしアルファ級はかなりうるさくてソビエトでは
かなり昔に退役しています。
それを中国が買い、静粛性とは別の方向に進化させた
のです。
簡単に言えばスピードです。
自衛隊が使用している魚雷が55キロなのに、60キロ
以上出て、その機動力で魚雷を躱し、敵に近づき、
攻撃を当てるというかなり積極的な戦術を取れる
潜水艦なのです。
隠密性を極限まで高めた「こくりゅう」と
機動性を極限まで高めた「アルファ改」の激闘の
行方は・・・

という感じなのですが、潜水艦の性能もさること
ながら双方の艦長の読み合いもアツイ!

難しい用語を説明しながら、でもテンポを落とす
ことなく展開も見事でものすごく楽しく読めました。





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Last updated  2022.03.21 19:58:09
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