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カテゴリ:本の感想
書籍の感想です。
今回は「鳴かずのカッコウ」です。 ![]() 鳴かずのカッコウ [ 手嶋 龍一 ] いやー、面白かった。 公安調査庁に勤める梶壮太のお話です。 諜報活動に関するお話なのですが、 派手な展開はまったくありません。 公安調査庁は本庁からすればちっぽけな存在で 強制捜査権もないので地味で地道な活動に なるのですが、とりわけ壮太は目立った実績もなく ぼんやりした若者なのですが、彼には一度見たものは 忘れない(忘れられない)という特技がありました。 だからあんまり何かをしっかり見ると覚え過ぎて つらい、だからついぼんやりしているように見える わけですが、粘り強い性格で、だんだん案件の 核心に迫っていきます。 その辺の迫り方、上司や同僚と協力し、想像力も フルに働かせてジリジリと迫っていく様はとても ワクワクします。 途中で潜入捜査のためにお茶の先生の弟子に なるのですが、お茶の話もなかなか深く 書き込まれていてとても面白かったです。 彼がスリーパーとなる道を選び、 イギリスのインテリジェンスと協力して これから活躍しそうな未来が見えてとても 嬉しいラストでした。 壮太頑張れ〜 ミスロレンスとの仲も進展すると良いね♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022.04.01 20:46:14
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