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カテゴリ:本の感想
書籍の感想です。
今回は「時をかける眼鏡 新王と謎の暗殺者」です。 ![]() 時をかける眼鏡(新王と謎の暗殺者) (集英社オレンジ文庫) [ 椹野道流 ] 眼鏡シリーズ(?)の第2巻です。 法医学を目指していた遊馬が異世界に 呼び寄せられてしまったわけで、 法医学系の話がメインかなと思っていたけど 2巻もやはりその部分は軽め。 そういう意味では予想していたものとは 違いますが、これはこれで面白いですね。 遊馬はまだ医学生であり、法医学について 一般の人よりはもちろん詳しいけど、 実践経験も乏しく、また鑑識に使える 道具もほとんどありません。 そんな状況じゃあ、とてもじゃないけど 精密な鑑定なんてできません。 でも遊馬は分かる範囲で分析を行います。 それはそれで有用なのですが、決定打には なりません。 なのですが、個性豊かなメンバの協力などで 事件を解決していく様は軽いながら、 現実的で違和感なく読み進められます。 今回、冷徹なイメージのフランシスの意外な 一面が見られたのも面白かったです。 ロデリックはイヤだイヤだと言っていましたが 王としての資質が高いなあと感心しました。 面白かったです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022.04.02 22:27:59
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