2022/07/20(水)09:15
【書籍感想】時をかける眼鏡 王の覚悟と女神の狗
書籍の感想です。
今回は「時をかける眼鏡 王の覚悟と女神の狗」です。
時をかける眼鏡 王の覚悟と女神の狗 (集英社オレンジ文庫 時をかける眼鏡シリーズ) [ 椹野 道流 ]
眼鏡シリーズです。
今回はやや法医学者の卵っぽいことしてます。
王が圧政をすると訪れるという女神の狗。
その仕業と噂される事件が発生し、何人もの方が
亡くなります。
アスマは死体を検分し、狗のかみ傷に偽装した刺し傷で
あることを推測し、それに合わせた作戦を進行させる
のでした・・・
アスマはまだプロの法医学者ではないので、検死だけで
分かることはごく僅か。なので推測するくらいがせいぜいで
それを補うためにクリスと協力して聞き込みをしたり、
キャスリーンに協力してもらい狼の骨格を確認したりと
なかなか良い感じです。
ロデリックとフランシスは想像以上に強固な絆で結ばれて
いるなと感じました。まあ、実務家のフランシスはいまでも
とんでもない仕事量を抱えているでしょうから、国王に
なりたくないのかもしれませんが。
それにしても、アスマはキャスリーンが女官に言っていると
思われることを把握しているのかな?
「たとえお相手が許嫁であっても」
これって勝手にアスマのことを許嫁って言いふらして
いるってことだよね。
大丈夫かなぁ。
お転婆娘だけど、キャスリーンは一国の王女。
しかも皇位継承権第一位。
許嫁とか噂されるだけでも、大騒ぎになりそう。
次巻で進展するのかな?