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カテゴリ:本の感想
書籍の感想です。
今回は「カフェ飯男子とそば屋の後継ぎ」です。 ![]() カフェ飯男子とそば屋の後継ぎ~崖っぷち無職、最高の天ざるに出会う。~ (スターツ出版文庫) [ 喜咲冬子 ] タイトルからカフェかそば屋か、とにかく食べ物屋の お仕事小説かと思っていたのですが、ちょっと違いました。 自分のカフェをオープンすることを目指していた武士は オープン直前に共同経営者のはずだった先輩にお金を 持ち逃げされてしまう。 失意の中、自殺しようとしていたところを天ぷらそばに 心を奪われてしまいます。 というわけで、そのそば屋で働くこととなるわけで、 そのそば屋で新たなやり甲斐、生き甲斐を見出して いくのかなと思ったんですけどね。 話はどんどん不思議系になっていき、幽霊のお腹を 満たすために頑張るみたいな話になっていきます。 とはいえ、武士も一度は死のうとした身。武士は たまたま死ぬ直前に美味しい食べ物に出会い、留まる 事ができましたが、幽霊になってしまった彼ら、彼女らの お腹を満たすことで、武士は自分を見つめ直すように なります。 振り返ることもできなかったカフェへの思いも 友だちに話すことができ、前に向いて進む力を得たのです。 まあまあ面白かったです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.06.11 22:19:30
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