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Flatのガンプラ製作日記

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2023.07.17
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カテゴリ:本の感想
書籍の感想です。
今回は「君が今夜もごはんを食べますように」です。


君が今夜もごはんを食べますように (集英社オレンジ文庫) [ 山本 瑤 ]

生きるとは何か、自分に向き合うとはどういうことかを
教えてくれる本です。
とは言っても決して堅苦しい本ではなく、読みやすい本
でした。
家具職人を目指す相馬は師匠の教えで茶房でも働いて
います。師匠曰く、良い家具を作るには人間を理解
しなくてはならず、そのためには家具一辺倒ではダメ
だから、とのこと。
師匠に弟子入りして5年。だんだん自分の作品にも
自信を持てるようになってきたのに、なぜか師匠は
「お前の作品は綺麗なだけ」と辛口な評価です。
何が足りないのかもがき続ける相馬のお話です。

相馬は母親に複雑な想いを抱えています。
父親が出ていき、母親一人で育てられた相馬はいわゆる
「楽しい団欒」というものを経験したことがありません。
母親はスナックで働いていたため、夜働きに出て、
朝方帰るといった状態だったのです。
普通というものを体験できなかった恨み、頑張って
働いていた母親を置いて家具職人の修行に出てしまった
罪悪感などがないまぜになって、母親に連絡することすら
なかなかできなかったのです。

そんな中、茶房で人に料理を作ることで食べること、
人と一緒に食べることの喜び、そして、テーブルやイスが
果たす役割を徐々に理解していくのです。

相馬には自分の作ったテーブルやイスの使われるシーンが
思い浮かんでいなかったのかもしれません。
茶房で一緒に働く小梅や純平、そして、恋人である沙希
との別れを通じてなにかを掴んだ相馬は自分だけの
テーブルとイスを作り出すのでした。

なかなか面白かったです。

料理を作ることと、家具職人であることが重なってくる
のがとても良かった。小梅や純平の成長も良かった。





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Last updated  2023.07.17 00:05:17
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