2024/08/22(木)00:23
【書籍感想】幽霊たちの不在証明
書籍の感想です。
今回は「幽霊たちの不在証明」です。
幽霊たちの不在証明 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ) [ 朝永 理人 ]
高校の文化祭のお化け屋敷の出し物をやっている
クラスで、首つり幽霊役の女子生徒が本当に
殺されるという事件が起きます。
彼女に想いを寄せていた閑寺はクラスメイトの
甲森と犯人探しを始めるのでした、というお話。
今まで話したこともない甲森と謎解きを始める
というのは若干唐突な感じはあります。
解決編で徐々に犯行時間が狭められていく様は
なかなか面白いです。
ただ、トリックの一端がこれかあと思う部分も
ありました。
彼女が死んじゃうから無理がある気がしちゃう
のかなあ。
首絞められて殺されるとなれば抵抗も相当激しい
だろうし、そんなに事が上手く行くとは思えない
です。
ポカリと殴られて気を失うくらいなら、一瞬だから
あり得るかなとは思うんですけどねー
文章は読みやすいし、とても良いんですけどね。