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カテゴリ:本の感想
書籍の感想です。
今回は「アイネクライネナハトムジーク」です。 アイネクライネナハトムジーク (幻冬舎文庫) [ 伊坂幸太郎 ] 伊坂さんの連作短篇集です。 それぞれの章が一つのお話として完結しているの ですが、それぞれの登場人物が他の章に色々な形で 出てきます。父として、母として、同僚として、 先生として、友だちとして、世界チャンピオンとして。 様々な愛の形が描かれている感じです。 1章では仕事で失敗して街頭アンケートをさせられて いる男性が描かれます。 心癒やされる女性からアンケートを取れたのですが、 それだけ。 結婚している友だちに「出会い方には意味がない。 出会いの意味は後から分かる」と分かるような 分からないような事を言われます。 そんな彼はとても素敵な偶然に出会うことになります。 「出会いの意味は後から分かる」のだと思います。 1章では日本人がヘビー級ボクシングのチャンピオンに 挑戦する様が描かれ、更に仕事の失敗は実際には 先輩社員の失敗な訳ですが、その後の章ではその チャンピオンや先輩が出てきます。 その彼、彼女らの子どもが出てきたり、ニヤリと させられる話が続きます。 関係性を想像しながら読むのも楽しい小説ですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.11.12 18:54:36
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