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カテゴリ:本の感想
書籍の感想です。
今回は「禁忌の子」です。 ![]() 禁忌の子 [ 山口 未桜 ] 救急搬送されてきた男が自分とまったく同じ顔だった という出だしから始まります。 似ているというレベルではなく、瓜二つのその男は 搬送された時点で意識もなく、死亡が確認される。 ただの患者の一人と思いたいところですが、どう しても気になってしまい、高校時代の友だち、城崎を 頼ることにします。 城崎は一緒に調べてくれることとなり、一卵性双生児 なのではないかという予想の中、ある病院を訪ねます。 しかしその理事長は「すべてを話す」と言って約束した その日に謎の死を迎えることとなります。 一見自殺に見えますが、「すべてを話す」と約束して いたその直前に自殺するとは思えない武田と城崎は 警察とは別に調査に乗り出すのでした。 果たして、瓜二つの男は誰なのか? 武田との関係は? 理事長はなぜ死んだのか? みたいな話です。 ミステリと密室殺人の謎解きがうまい具合に混ざり 合い、最後まで楽しく読めました。 途中不妊治療に関する話もいろいろ出てくるのですが、 平易に語ってくれるので、すんなり入ってきます。 武田と城崎が医者ではあるものの、産科ではないので 二人に説明しつつ、読者にも説明する感じは良いですね。 ラスト大きな新事実が明らかになり、なるほどねー という感じでした。 私はこのラストはアリだと思いました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2025.01.19 11:45:28
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