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カテゴリ:本の感想
書籍の感想です。
今回は「レトロ喫茶おおどけい」です。 ![]() レトロ喫茶おおどけい (双葉文庫) [ 内山 純 ] 名前の通り昭和を彷彿させるレトロな喫茶店、 その名もおおどけいでの不思議なお話です。 その喫茶店には名前にもなっているように大きな 時計があります。 戦時中から生き延びてきた古いけど、とても 立派な時計みたいです。 その時計は必要な人に過去を見せるようです。 変わらないと思っていた友だちが急に結婚して しまい、戸惑う女性、完璧主義者で育児ノイローゼ になりかけている母親、習い事が義務のようになり 楽しくない男の子、認知症の母親に悩まされる 女性、ある悪い事に加担させられそうになっている 男性。 外側から見たら、ちょっと力を抜いたら大丈夫な ことでも本人にとってはにっちもさっちもいかない 事態だと感じるものです。 アドバイスもすんなりとは受け入れ難いところですが、 過去の映画か夢でも見ていると思えば耳を傾ける ことができるのでしょう。 おおどけいが見せてくれる過去から大きな気付きを 得ることで前を向く力が湧いてくるのです。 美味しいスイーツの力も大きいとは思いますけどね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2025.02.19 18:34:40
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