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カテゴリ:本の感想
書籍の感想です。
今回は「神の悪手」です。 ![]() 神の悪手 [ 芦沢 央 ] 将棋にまつわる短編集です。 なかなか面白かったです。 必ずしもプロの公式戦だけに焦点があたっている わけではないところも良いところ。 1話は被災した地域にイベントとして来た棋士の話。 優勝した子と二枚落ちで対戦するのですが、 びっくりするくらい良い将棋をします。 しかし、あと数手で勝ちそうというところで急に 緩手を指します。 一度なら、怯んだのかと思いますが、さらに もう一度おかしな手が指されます。 その理由とは・・・? 2話はアリバイを証明するために事前に用意されて いた棋譜をなぞるように進めていた男が視えた 手とどちらを指すか苦悩する話。 3話は独自のルールが付加された詰将棋の話。 4話は事故で物とその意味を関連付けることが できなくなった男が、棋士になり、その彼に 視えている世界を描いた作品。 5話は駒師の話。 私は1話が好きでした。 隠された事実が明らかになった時、いろいろなものの 意味が変わってしまうところが面白かったです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2025.04.19 19:05:55
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