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カテゴリ:本の感想
書籍の感想です。
今回は「谷中レトロカメラ店の謎日和」です。 ![]() 谷中レトロカメラ店の謎日和 (宝島社文庫) [ 柊サナカ ] レトロカメラ店にクラシックカメラを売る事にした 来夏のお話です。 今どきのデジタルカメラと違い、クラシックカメラは 扱いも難しいし、値付けも難しい。 なので、善治郎は今宮写真機店にお願いするよう来夏に 頼んでいました。 店長の今宮はとても丁寧にカメラを扱い、そんな今宮を 見て来夏はアルバイトをさせて欲しいとお願いするの でした。 来夏には人には言いたくない秘密があるのですが・・・ 「言えない秘密」ではなく、「言いたくない」という 点がポイントですかね。 別に悪いことは一切していないのですが、自分の大切な ものを何も知らない人々に踏みにじられるのが嫌で 今宮にも秘密にしていました。 そんな今宮写真機店には様々な方が来店して、様々な 謎を残していきます。 「修理の基本は観察です」と今宮は言うようにカメラ の事しか興味がないような今宮ですが、抜群の観察眼 で、さりげなく、時には大胆に謎を解き明かしていきます。 私が好きな話は地域猫の話です。 地域猫を保護する活動をしている女性が首輪にカメラを つけられたことで今宮のところに相談に来ました。 カメラを取り付けた人が誰かを解き明かす事が主題だと 思っていたら、それを隠れ蓑にしてあることをやって いる人がいて・・・ 他にもほっこりする話が詰まっています。 今宮と来夏の今後はどうなっちゃうのだろうなあ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2025.04.25 07:35:34
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